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徒サ日記#006 Veni, vidi, vici(サウナ東京)

やたらVが多いタイトルだから、エッチなビデオについて語りたくなった。

アダルトビデオにおけるインタビューシーン。見るか見ないかは男子の間でも意見が割れる。僕も10代のころは早送りしてた。40代になった今は超見る。なんならカラミよりも重要視してる。

考えてみてほしい。AVのカラミは、あくまで他人事だ。普通に生活してたら出会えない女性と男性がせっせとおせっせしている様を、主に性欲を持て余した男どもが性処理として活用している。

だからこそ、だからこそだ。

「お前らどーせシコりたいだけなんだろ」などという短絡的なマインドで作られたAVは見ていても興奮しない。興奮するAVというのは、単体モノであっても企画モノであっても、カラミに至るまでのストーリーが秀逸なのだ。単なるスケベ映像ではなく映像作品としてのクオリティにこだわることで、アダルトビデオは日本を代表するカルチャーに登り詰めた。

閑話休題。

サウナ東京のレセプションにお邪魔した。感想はタイトルの通り。

Veni, vidi, vici.(来た、見た、勝った)

ガイウス・ユリウス・カエサル または 中村良男

男はすぐに行こう。
女はレディースデーを震えて待て。
これ以上、何が言える?どう言えるだろう?

描いた夢を実現する男たちのロマンに溢れたストーリー。もちろん、実現するには、夢だけじゃなく世知辛い現実とも向き合って来られたのだろうと容易に想像がつく。関わる人全ての情熱や想い、知恵や英智が詰まっていて、まるで演劇か何かを見ている錯覚に陥った。単なる温浴施設じゃない。作品だ。

関係者のみなさん、おめでとうございます。

でも、こんな神聖な気持ちに浸るのはレセプションが最初で最後。サウナなんて所詮は娯楽だ。これからはAVを見るような気楽さで通いたい。お気に入りの休憩椅子も見つけた。ありがたく快楽を貪らせてもらおう。

サポートは不要です。そのお金でサウナ行ってください。