酔いどれ雑記 176　荒天

ちょっと最近体調が思わしくないこともあり、本当は書きたいことが沢山あるのに出来なくてきついです。でも毎日たった300字でも書こうということで始めたこの雑記には何かしら書きたいのです。

今日、わたくしが住んでいるところでは雨と風が強めです。嵐という程ではありませんが、いつぞやにも書いた通り雨風が強い日ってわたくしは大好きなのです。気圧と健康には相関関係があると言いますし、風の強くて生ぬるい曇天や雨天の日にメンタルクリニックに行くと「今日、調子悪くないです？『天気のせいで具合悪いです』っていう患者さん多いからさ～」と言われたりするのですが、むしろこんな天気の方が気分がいいんですと答えると「変わってる」「珍しい」と。

気分が落ちているときや、逆に最高に気分がいい時ほどこんな荒れた空模様が落ち着くんです。あ、最高に気分がいい時は晴天も大好きですーーでもここ10数年、そんな晴天の気持ちよさを感じたことはありません。まるで水銀になったように重くゆらゆらしてベッドに沈むような身体。けだるい朝は嫌いではないのですが、窓の外を見て明るくて、いつもの見慣れた風景だと気づくともっと嵐よ強くなれ、夢から醒ましやがってと思ったりします。違う景色が見えたなら、雨だろうが晴れだろうが飛び出していきたい気分になれそうなのに。もしここにずっといたいなら城、そうでないなら牢ーーどこかの誰かが言ったのだか分かりませんが。