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東京で芋煮会

皆さんこんにちは。さてぃです。
先日は、、、東京日帰り対応(昼に特急・新幹線で移動。夜に夜行バスで帰宅)というとんでもなことをおこなっておりました。
東京へ何をしに行ったかというと
知人が企画した季節外れの芋煮会にて山形の日本酒を振る舞うために、日本酒を担いで酒田から参上いたしました(←やることが馬鹿なくらいぶっ飛んでいる)

会場の写真などSNSの都合上使えないものはありますが
芋煮とは何か?用意したお酒は?など紹介していきたいと思います。

①芋煮って、、、何?

そもそも芋煮って皆さんご存知、、、ですよね?今更騒ぐほどでもないですよね。
秋ぐらいなるとテレビなどで「芋煮特集」というな内容でよく取り上げられますもんね。
芋煮とは、山形県の郷土料理で里芋、牛肉、こんにゃく、ねぎを入れ醤油ベースの味付けで調理した汁物。
秋になると河川敷で芋煮会が行われ、山形の秋の風物詩ともなっている。
<詳しくはこちら>
↓↓↓

芋煮には種類があって、内陸風と庄内風の2種類があります。
内陸風は、、、牛肉・醤油味
庄内風は、、、豚肉・味噌味
私が住んでいる酒田市は庄内風の芋煮になります。決して豚汁ではありませんからね!

会場でみんなで作った芋煮(内陸風)

②今回の芋煮会で用意した日本酒たち

今回の芋煮会で用意した日本酒は全部で8種類
テーマはもちろん「芋煮に合う山形の日本酒!」
ご用意したお酒達はこちらです!

いやぁ今回は悩みに悩みました。季節的は初夏ということもあり夏酒も交えながらセレクトさせていただきました。
では早速。簡単にご紹介していこうと思います。
(それぞれのお酒に酒販店・酒蔵のオンラインストアを掲載しますので気になった方、購入してみたい方は是非チェックしてみてください)

では紹介していきまーす♪byイキイキしてる私

(1)高畠町 錦燗酒造 羽陽錦燗 純米吟醸 赤鬼の涙

高畠町出身の作家 浜田広介氏の代表作「あかおにの涙」に因んだラベルのお酒。
親友を思い涙を流した赤鬼の心情のように、熱区・濃い芳醇な味わいは芋煮の味わいにもぴったり!
こちらのお酒はフランスで開催されているKura Masterというフランス人のための日本酒コンクールにて
2020年酒米 出羽燦々部門 プラチナ賞受賞
2023年 純米大吟醸部門 プラチナ賞受賞のお酒となっております。
(フランス人が認めた世界に通ずるお酒ということですね)


(2)鶴岡市 奥羽自慢 吾有事 特別純米

庄内地方でも3番目に古い酒蔵として酒造りをしておりましたが、2011年に廃業の危機に陥りましたが、楯の川酒造からの出向により再建。
現在は”吾有事”というブランドで多くのお客様を魅了しております。
この特別純米は甘み・旨味・酸味のバランスが非常によく、食中酒としても万能!
こちらのお酒もKura Master2023 純米酒部門 プラチナ賞を受賞しております。


(3)長井市 鈴木酒造店 磐城壽 夏酒吟醸

こちらの酒蔵さんはもとは福島県浪江町にあった酒蔵さんですが、2011/3/11の東日本大震災にて酒蔵が壊滅。震災後に米沢市に避難して酒造りができる場所を探していたところ現在の場所を紹介され、酒造りが復活。現在は浪江町の蔵も復活し二拠点での酒造りをしている蔵。
超軟水という柔らかい水で作られたこのお酒は口当たりもよく、この季節にぴったりな爽やかさを持った味わいです。
それぞれの芋煮を楽しんだ後にリセットして次の芋煮を美味しくいただくという点で選ばせていただきました。


(4)河北町 朝日川酒造 浅黄文政五年 夏の吟醸酒生酒

朝日川酒造さんが新たにリリースした新ブランド”浅黄文政五年”
酒蔵の女性社員の方々が手がけたこのシリーズの夏酒です。
日本酒用のお米でトップに君臨する「山田錦」という豪雪地帯では栽培が難しいお米を使用。
しかもこのお酒は尾花沢市で栽培された山田錦。
2年間熟成させたことで濃厚な旨味を誕生したお酒は大人気でした!


(5)遊佐町 高橋酒造店 東北泉 純米大吟醸Mt.chokai 限定辛口原酒

高橋酒造店が醸すMt.chokaiシリーズの夏限定酒
Mt.chokaiとは酒田、遊佐町が誇る母なる山”鳥海山”の名前です。
鳥海山を登山してみる青空と日本海をイメージした爽やかさを持ち、登山した達成感のような満ち溢れる味わいとなっております。
昨年大人気だったお酒で今年出るかなぁ。。。と気にしていたらリリースされたのでラインナップに入れさせていただきました。


(6)東根市 蔵の隠し酒 純米吟醸 Kirari 生詰

六歌仙さんからリリースの季節限定酒。東北芸術工科大学の生徒さんによってデザインされたお酒です。美しい包装紙で包み隠され、まさに”隠し酒”。
新酒を6ヶ月間じっくり氷温貯蔵して熟成させたお酒。夏の蒸し暑い時期にぴったりなキレのある爽やかな味わい。
キレのある味わいのため、味のリセットをして次の食をより楽しめるお酒となっております。


(7)米沢市 小嶋総本店 東光 純米

県内で3番目に古い酒蔵さんが醸す純米酒。
穏やかな香りとまろやかな口当たりはどちらの芋煮にも寄り添えるお酒となっております。
「芋煮文化が根付く土地で愛されてきた味わい」だからこそ味わって欲しいお酒!と酒蔵の方も大絶賛のお酒。
設備というか熱燗作る装置を持ってくればこのお酒で熱燗作りたかった!
(唯一の後悔)


(8)酒田市 楯の川酒造 楯野川 純米大吟醸 合流

酒田市の酒蔵である楯の川酒造さんが地元山形限定流通品としてリリースしているお酒です。
名前にある「合流」とは山形県の母なる川「最上川」をイメージ。
大小さまざま河川を合流し庄内平野に注ぎ込み豊饒な水田地帯を育むことから名づけられてます。
柔らかい口当たりでお米の旨味も感じられる食中酒(食べ物と一緒に楽しめる)お酒となっております。
なお!県内限定流通ではあるのですが、6月期間限定でオンラインストアで購入可能です!

③実際振る舞ってみて

芋煮会でこれだけのラインナップを揃えるのは、かなり頭を悩ませました。
「余ったらどうしよう?」「そもそも日本酒飲んでくれるかな?」という不安はありましたが会が始まってしまえば、、、、そういうのは関係なかった。

「このラインナップは見た事ない物ばかり!」、「どれが一番オススメですか?」
「この中で辛口はどれですか?」などなど
意外にも食らいつきはよく、用意したこちらも嬉しく思いました。
何よりも用意したお酒が全てなくなる。完売状態!

芋煮と一緒に楽しんでいただき、お酒だけでも楽しんでもらい

少しでも山形の日本酒に興味を持ってもらって
「選んだ甲斐があった」と充実感に満たされた夜でした。


最後に

今回のラインナップを選ぶにあたり、ご相談に答えてくれた酒販店さん、酒蔵の皆さん。本当にありがとうございました。

ご参加いただいた皆様。
芋煮会を楽しんでいただきましてありがとうございました。

主催の皆様
当日までお疲れ様でした。そしてこのような会に声をかけていただいてありがとうございました!
また。。。。次回があれば。その時に


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