見出し画像

ムンバイ ポリス

ムンバイ空港での出国検査。パソコンやら携帯やらを取り出して、カゴに入れた荷物をエックス線に通します。ナニも引っかからないといいなあ、と思ったけれども、私の荷物は、問題のあるレーンの方に振り分けられました。

「ナンカ問題あるの?」とマラテイ語で言うと、「アレ?マラテイ語出来るの?!」と、驚いて顔を上げた警官は、若い頃のトムクルーズに似たハンサム君でした。以下、こんな会話に、、、
ま「そうよ、長年プネに通っているからね!」
警「何年来てるの?」
ま「お兄さんいくつよ?」
警「32だけど?」
ま「ふん、それなら あんたがまだオムツしてる頃から、ここに来てんのよ」
警官「なんのために?」
ま「アーユルヴェーダ習いに来てんの。いい師匠がいてね。」
警「あー、それじや、ちょっとそっちで待っててください。」

ナニも違反してないはずだけど、ハンサムだから許す。笑
で、ひとしきり検査の人波が途切れると、ハンサム君が手招きをするので、会話再開。

警「アーユルヴェーダって、ナニが治せるの?」
ま「水虫からガンまで、なんでも治せるわよ、うちの師匠ならね。」
警「胃酸過多はどうすれば治る?」
ハハハ、健康相談かい!

ま「アオラモラッバ、わかる?アムラのジャムね。出来れば氷砂糖で作ったやつを舐めて。グルカンドでもいいけど、アオラの方が簡単でしょ?で、あとはお酒辞めて、怒らないこと。喧嘩しちゃダメよ。わかった?」

図星なのか、ニヤニヤしている、見るからにピッタ体質のトムクルーズ。

ま「で、ちゃんとした薬が欲しかったらダダール東のシャラダシネマの裏に行ってね。師匠のクリニックがあるから。」と、言いつつ、師匠の名前を走り書きしたメモを渡して、カゴをひったくり、OK?と聞くと、ok!と、いうので、荷物にはナニもお咎め無し。笑

デリーの出国検査では、「この国に何か置いていくものはないかね?」と、あからさまに賄賂を求められたことがありましたが、ムンバイではありません。こんな人間らしいやりとりなら、むしろ歓迎。(ただしハンサムに限る)笑 

実は、以前に女性のドクターを日本にお呼びした時にも、出国審査の時に、審査官に子宮筋腫の相談をされたことがあったと言うておりましたので、チョコチョコあることなのでしょうね

インド、なんでもアリ!笑
今週も、週末から、ひと月のインドです。
どんな出会いがあるのか楽しみに行って来まーす!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?