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キモチの良い楽器の大事さ

(途中若干、機材の専門的な単語が入っちゃいますけど、言いたい核心部分は普通の話なので。)

最近、歌録りは NEUMANN U87Ai というマイクでやってます (上の写真の左側)。音楽やってる人間で知らないヤツはほぼいないというマイクです。多分世界中のレコーディングスタジオで録音されているほとんどの歌はこれじゃないかな。確かに U87 の情報量は凄い。周波数特性だけじゃなくて、歌に必要となるもののほとんどを拾い上げてくれるから、後でなんとでもなる。

ただ、ここからが問題。
じゃあ、歌っていて圧倒的に気持ち良いか、というと別問題。場面や声質、その人の好みによって異なる
たとえば、部屋でぼそぼそ歌ってアイデア音源録るようなときは、もっとダイヤフラム(音を拾う振動版)の直径が小さい、たとえば写真の右側の AKG C2000B というお安いマイクの方が気持ちよかったりする(つまり「歌っているときのモニターから返ってくる音がキモチいい」)。こっちも今は安くなって 2 万円しないんじゃないかな。前出の U87 の 1/15 以下の値段

もちろん、録音後の音は圧倒的に U87 が凄いんだけど、歌っている瞬間は、C2000B が気持ちいい(ぼそぼそ歌いはね!← 限定)。

その後段に、Neve 73 クローン(下の写真の赤い箱)→ Antelope Discrete 8(上の銀色の)→ 76 プラグイン(Discrete 8 内蔵)を通した音は、ヤバイくらい気持ちよかったりする(自分にはね!)。

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(76 はプラグインなのでソフトウェアです。上が Discrete 8 内蔵の分で、下が waves VST。)

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この「キモチ良い」って言うのが演奏や創作活動に超大事で
返し(モニター)の音がキモチいいと、演奏も良くなるし、イメージも膨らむんです。だから、ライブの時は、前音(客席側)と同じくらいモニターの音に気を付けます。それで演奏がどれだけよくなるかが決まるといっていいから。(なので、レコーディングの時は、返しの音が C2000B っぽくなるように返しの系統だけ EQ で音をキラキラさせてます。)

Taylor T5(上の写真でちょっとだけ写ってるギター)を弾きながら、さっきのセッティングのマイクで歌っていると気持ちよくて、曲がどんどんできてくる。今日も 76 コンプのセッティングを出そうと、ふんふん♪ 歌ってると曲ができました。
音が良いと、ずっと演奏していたくなるし、想像力(創造力?)が刺激されて、いろんなメロディーが湧いてくるのよね。
やっぱり、演奏しているときにキモチいい音がする楽器は非常に、いや一番大事

やっぱ、これ、イイわ。
76 もセッティングが決まってきたなぁ~。よしよし。


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