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『忘れっぽい私』の一番初めの記憶。

高校1年生の時だったと思う。

部活、バイト、勉強に加えて、友達とイベントの手伝いに行っていた。

自分から行きたいと言ったわけでなく、半ば強制的に行っていた。

今なら楽しめるかもしれないけど、昔の自分はすごく嫌な時間だった。

毎回知らない人と話すこと。

差しさわりのない、表面的な付き合いをすること。

外向的な自分を望まれること。

すべてが嫌だった。

だから、行く途中のバスで毎回自分に言い聞かせていた。

『大丈夫。嫌なことは一瞬で終わる。目を閉じて、気づいたらもう、夜で、自分のベッドにいるから。』

その言葉を使いこなすようになってから、

『嫌なことは忘れてしまえばいい』と思うようになった。

嫌なことが起きる度に、その言葉を沢山使った。

だんだん、一日が短くなっていくような、覚えていられないことが増えていくような、そんなこともあったけど、やめられなかった。

でも、たぶん、そのことを後悔している。

今になって、覚えたいこと、やりたいことが沢山あるのに、うまく前に進めないこと。

自分を適当に扱ってきたから、自分が困っているときに、うまく対応してあげられないこと。

だから、今、謝る。 ごめんね。

今まで向き合えなかった分、沢山話を聞くから。

やりたいことは、なんでもやっていい。私がやりたいことを追求しても、誰かに迷惑をかけることは滅多にないと思うよ。

否定的な言葉を自分に沢山かけてきてしまったから、これからは肯定的な言葉を沢山かける。

ドリームキラーではなく、『ドリームサポーター』になる。

忘れてしまってもいい。こうやって覚えているときに書いておくから。

また、勉強しなおせばいいから。

覚えていてもいい。その時には忘れてもいいように、書き残しておいてね。

この先もずっと一緒にいる私だから。

自分が嫌いな癖に、「自分が好き」で覆っていた。

でも、自分が嫌いの内側に、にいか達がいて、やっぱり「自分は嫌いじゃない」って言っていることにも気づけたから。

これからは、自分の心の声をもっと聴く。

うれしい気持ちも、嫌な気持ちも。

聞いて、話して、書き出す。

*画像は猫助さんからお借りしました。

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