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はじめの身の上話

 21歳の冬、私はうつ病に罹りました。3つほどのそこそこ重たい問題を抱えていたことが原因でした。
 はじめは不眠症状だけで、気持ちの落ち込みは感じませんでした。それよりも早く眠って学校に行かなくちゃと思っていたくらいです。
 ですが、不眠症状が3日連続で続き、徐々に頭の中が問題事に対してでいっぱいになり、焦りを強く感じるようになり、5日目にこの気持ちの落ち込みがうつ症状だと理解しました。
 幸いと言うべきか、私の身近にうつ病罹患者が居たため、自分の状態を少し客観的にみることができ、病院に行くことが出来ました。
 不眠症状は1週間続いていたので、待合室で私は酷い緊張状態になって落ち着かず、眠気もなく動悸がしていて、どうしていいのかわからなくて叫びだしそうでした。私は椅子に座りながら、付き添ってくれた両親の顔を交互にそわそわと見ることしかできませんでした。
 顔見知りの先生に診察されること10分足らずで私は「うつ病患者」になりました。安心したような、悲しくなったような気持ちで診察室を出て、薬をもらって、家に連れて帰ってもらった頃には疲れ果てていました。

 私は今年30歳になります。病気は快癒せず、障がい者手帳を貰って、精神障がい者として働いています。
 これから私の人生や、悩みなどの些細なことまでを記事にしていきたいと思っています。
 そして、幼いころから夢見ている小説家になるための産物である、小説と詩の一部を公開しようと思います。一部の長い作品に関しては有料にすることに決めています。これは私の懐事情にゆとりがあったことが一度もないことに由来しているのですが、詳しいことはまた別の機会に話したいと思います。
 それから、読んだ本の感想や、日々の努力したことを記事にしていこうと思います。
 
 読んでくださった方からの反応は、私に明るい気持ちと生きる活力を文字通り与えてくれます。少しでも私のことを応援する気持ちや、記事や作品に対する好感を持ってくださった方は、ご自身にご都合の良い形で反応いただけると嬉しいです。
 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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