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ワーママ10年目でようやく昇進。読書を勧められて考えたこと。

「みなさん、たくさん本を読んでください」

今年度、昇進した社員に向けに行われたweb研修で何度も言われた言葉です。
3人ほどの人材育成部の方や経営層の方から、これから求められる働き方について語られました。

その中で、何度も読書を勧められることに驚きました。
なぜなら、いい大人相手に改めて伝えられると言う事は、それだけ読書習慣がないからだと思ったからです。

そこで、成人は平均何冊ぐらい読むのだろうと思い調べてみると、日本人の平均読書量は年間12、3冊と言うことでした。
ということは。月にたった1冊。

す、少なっ!!

私の年間読書量は100から130冊です。


研修の最後に、毎月月末には、読んだ本の冊数と本から学んだことを報告すると言う課題が与えられました。

これで「よし、本を読もう!」という動機付けにはならないでしょう。
理由は、「なぜ読書が大切なのか」という理由が全く述べられなかったからです。

お金を払って本を買う理由

インターネットが普及した世の中で、無料で情報を得ようと思えばいくらでも得られます。
にもかかわらず、本から学べと言われるのには理由があります。

本を出版するには、人件費かかります。
商業出版である場合のほとんどは、エビデンスに基づいた文章であることがほとんどです。
対して、ネットから無料で得られる情報と言うのは、その情報の裏に宣伝が含まれていたり、どこかに誘導したいと言う意図があることが多いです。

新聞や本の売れ行きが低迷している今でも、ビジネス書は一定の需要があります。

本の面白さを知らない人の多くは、読解が苦手なんですよね。
文章が読めない=理解できない、ということ。
語彙力や想像力がないと、本のおもしろさには気付けません。
そして語彙力がなければ、自分の考えや感情を言葉で表現できない。
言語化の手助けをしてくれるのは、ネットの無料情報でなく、本なのです。

社会人にとって、読書の必要性とは?

学校で教えられた通りに愚直に実行することが、ビジネスの場での正解とは限りません。
学校では、何事にも意を唱えず、真面目に丁寧に取り組むことが是とされます。

しかしスピード感が求められる仕事の場で、果たしてそれが正しいのか?
インプットとアウトプットをぐるぐる回し、学びながら仕事に活かさなければ、置いて行かれてしまう。

読書とは、言語化するための教養を身につけること、そして知識を広げること。

自分がすでに知識として持っていることと、知らないと思っていることなんてごく僅か。
認知すらできていないことの方が圧倒的に多いのです。
読書を通して、自分以外の人の経験を擬似体験し、偉大な先人が残してくれた言葉から学ぶことができます。
読んだだけで解決できるわけではないですが、少なくとも読む前よりも後退することはありません。

読書から新しい知識やスキルを身につけると、仕事の生産性が向上し、自分の市場価値も高まっていきます。
今後自己学習ができない人は、激動の時代において遅れを取ります。
常に学び続けて、自分をアップデートし続けることが今後ますます求められます。

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