見出し画像

労働は悪いもので人生は楽しむもの。海外から見る働き方

私は海外で働いていたことがございます。延べ8年ほど海外に住んでいて日系企業で働いておりました。外国人の考え方と日本の本社のバランスを取るのが難しく、当初私は日本の昭和風で働くのは当たり前の考え方でしたが、海外の宗教や人々の考え方に触れたことで、日本とは価値観そのものが違うということに気づきました。

そこで今回はブラジル滞在で感じたことも含めて、考察していきたいと思います。

タイトルにある労働=悪というのは、聖書にある有名な話で労働は罰であり、欧米人にとって労働は「罰」なので、働かずに長い休みを取る傾向にあります。

そのことが欧米人(ないしは南米)に浸透しているかどうかは人それぞれなので、正しいとは言えません。

しかし、私が海外に6年以上住んで気付いたことは、「過度な労働で幸せになることはない」ということです。海外の人の幸福度は高いと言われますが、その理由として、自分が何をしたら幸せかということを理解しているからです。そのための権利を主張することに恥や謙虚を持っていません。

要は休む権利があるなら休むのは至極当然のことであり、休暇を返上して家族や自分の時間を犠牲にして仕事をしても幸せにはならないと思っています。休むのは当然のことだからみんなで協力するのは当たり前の考え方なのです。一方で私がいた会社では、ブラック認定をされた会社だったため、表面上では休暇取得やしっかり休むことを薦める会社ですが、実際は終わらない業務、休みづらい役割分担やサポート体制の強制残業の会社でした。

そうなると、休む時も忖度したりして、休みづらい環境となるので、自然と休む=悪いような雰囲気になります。一方でそういった雰囲気は関係なく海外の人は休みます。私自身もそのような考え方を持ったことで人生を前向きに生きることができるようになりました。

表題の通り、労働は悪いものという考えを持つことで人生は生きやすくなります。一方で実際に海外で暮らしてみて、海外の人は休む必要があると感じることがあります。日本と比べて生活面では海外というのは生きづらさを感じることが多々あります。

例えば、インフラ(水道、電気、道路、宅配)が正常に動かないことが多いです。治安(強盗、道路を普通に歩いているのに事故に遭う、普通にスマホを盗まれる)食事(日本のようなコンビニで24時間ご飯は買えない、作る必要がある。)

こういった面から、海外の人は日々の生活でストレスにさらされており、仕事でさらにストレスに晒されるのは生きることができないため、しっかりと休暇を取るものだと思います。

日々がストレスだからこそ、日々の人生を楽しむために家族や友人との時間を大事にしているのではないかと思います。

ここから先は

549字 / 1画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?