2020年Jリーグ戦力分析・鹿島アントラーズ編

鹿島アントラーズ

監督:大岩剛→ザーゴ

IN
染野唯月(←尚志高校)
荒木遼太郎(←東福岡高校)
松村優太(←静岡学園高校)
山田大樹(←鹿島ユース)
杉岡大暉(←湘南)
永戸勝也(←仙台)
広瀬陸斗(←横浜FM)
ファンアラーノ(←ブラジル・インテルナシオナル)
エヴェラウド(←メキシコ・ケレタロ)
奈良竜樹(←川崎)
和泉竜司(←名古屋)

OUT
久保田和音
垣田裕暉(金沢→鹿島→徳島)(レンタル)
川俣慎一郎(→南葛SC)
有馬幸太郎(→栃木)(レンタル)
小田逸稀(→町田)(レンタル)
レアンドロ(→FC東京)(レンタル)
小池裕太(→ベルギー・シントトロイデン)(レンタルバック)
チョンスンヒョン(→韓国・蔚山現代)
金森健志(→鳥栖)(レンタル→完全)
山口一真(→水戸)(レンタル)
中村充孝(→山形)
相馬勇紀(→名古屋)(レンタルバック)
セルジーニョ(→中国・長春亜泰)

寸評
昨季はACLを含め四大タイトルを何一つ獲得できず。常勝軍団としては寂しいシーズンになってしまった。
クラブは2017年途中から指揮をとっていた大岩監督と別れを告げ、新たにブラジル人監督のザーゴを招聘。新生アントラーズの船出はJリーグでのプレイ経験もある元セレソンに託された。
入退団では1月末にセルジーニョが中国へ移籍してしまった点が大きな痛手。昨季チームトップの12得点、前線や2列目で大きな存在感を放ったブラジリアンの退団は少なからず影響を与えそうだ。
そのセルジーニョの穴をどれだけ埋められるかは大きなカギとなりそうだ。既存戦力では伊藤翔や上田といったCF陣、新加入ではFMのエヴェラウドやサイドアタッカーの和泉等に期待がかかる。特に和泉には同じサイドアタッカーのレアンドロが抜けた穴埋めも求められるだけに名門鹿島の下でどれだけ自分を出せるかが重要になりそうだ。
そして、ここに来て赤丸急上昇中なのが高卒ルーキーの荒木。いばフェスで行われた水戸戦ではMOM級の活躍を見せ、期待値の高さを覗かせた。場合によっては飛び級での東京五輪出場もあり得る。今季前半戦、目が離せない存在になりそうだ。
また、補強面で目を引くのは新加入の3人のSB。広瀬、永戸、杉岡と若き有望株を一斉に獲得した。彼らが競争の中で大きく成長できれば将来の日本サッカー界は明るい。
ACLプレーオフで敗退というまさかのシーズンスタートとなった鹿島。とはいえ、ザーゴアントラーズはまだ始まったばかり。急ピッチでのチーム建設となるが、チームの向くべき方向は定まっている。常勝軍団の新たな船出はまだ出航したばかりだ。

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