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第94回センバツ高校野球準決勝展望

第1試合:浦和学院-近江

 準々決勝は一発攻勢で勝ち進んだ浦和学院。相手打線の粘りに苦しめられたものの、最後は鍋倉の3ランで試合を決めた。
 エースの宮城は今大会初失点を喫したものの安定感は変わりなし。各打者の対応力も高まりチーム力は大会を進めるごとに向上している。
 近江はまたも山田が完投で金光大阪打線を封じる好投。相手のミスにもつけ入りながら近畿大会で敗れたリベンジを果たし、初のセンバツベスト4進出を決めた。
 やはり宮城と山田の投げ合いは見もの。浦和学院打線は山田の立ち上がりを攻略したい。序盤で流れを掴めば浦和学院、中盤から終盤勝負に持ち込めば近江のペースになりそう。

第2試合:國學院久我山-大阪桐蔭

 星稜との準々決勝を鮮やかな逆転勝ちで制した國學院久我山。4番の下川辺に待望の当たりが出た他、監督の継投策もばっちりハマった。泥臭く食らいつく野球を聖地でもノビノビと体現できている。
 大阪桐蔭は17得点の大勝。6本のホームランで市和歌山を粉砕すると、3投手のリレーで僅か1安打に抑えた。伊藤や海老根に当たりが出た上に、ベンチの選手が多く出場したことでチーム力の底上げも図ることができた。
 打力では圧倒的に大阪桐蔭優位。國學院久我山は継投で相手の強力打線をかわしていきたい。大阪桐蔭ら川原の先発が予想されるが、チームメイトの作った流れに乗っていきたいところだ。

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