2020年Jリーグ戦力分析・徳島ヴォルティス編

徳島ヴォルティス

IN
安部祟士(←中央大学)
奥田雄大(←鹿屋体育大学)
森田凜(←徳島ユース)
吹ヶ徳喜(←阪南大学)
垣田裕輝(←鹿島←金沢)
榎本大輝(←名古屋)(レンタル)
浜下瑛(←栃木)
西谷和希(←栃木)
梶川諒太(←東京V)
杉森考起(←名古屋)(レンタル)
瀬口拓弥(←讃岐)
上福元直人(←東京V)
島谷八徳(←鳥栖)(レンタル→完全)
川上エドオジョン智慧(←相模原)(レンタルバック)
ドゥシャン(←横浜FM)
武田太一(←早稲田大学)

OUT
ヨルディバイス(→長崎)(レンタルバック)
梶川裕嗣(→横浜FM)
野村直輝(→大分)
内田裕斗(→鳥栖)
杉本竜士(→横浜FM)
シシーニョ(→愛媛)
ウリンボエフ(→ウズベキスタン・PFCナフバホールナマンガン
永井堅梧(→松本)(レンタルバック)
井澤春輝(→浦和)(レンタルバック)
鈴木大誠(→琉球)(レンタル)
狩野健太
坪井清志郎(→高知ユナイテッド)(レンタル)
久米航太郎(→ヴィアティン三重)(レンタル)

寸評
ロドリゲス体制3年目の昨季。序盤は中位に甘んじていたものの、28節から最終節までの終盤戦で11勝1敗3分という圧倒的なペースで勝ち点を積み上げ4位フィニッシュ。リーグ3番目の得点数を誇る攻撃陣がクラブを牽引した。
勢いそのままにプレーオフでも甲府と山形を下し、湘南との決定戦に進出。しかし、1ー1の引き分けに終わりレギュレーションにより涙を飲む結果となった。
7年ぶりのJ1の舞台を目指す今季だが、好調だったチームの性か、主力が多く流出した。守護神の梶川とサイドアタッカーの杉本が横浜FMへ、チームアシスト王の野村が大分へ、CBと左SBで起用されていた内田が鳥栖へ個人昇格。守りの要だったヨルディバイスもチームを去った。
補強では横浜FM、柏、大分といったJ2の有望株を獲得していったJ1クラブの後塵を拝したものの、京都と並びJ2クラブの中ではトップクラスの新加入選手を揃えた。
梶川の抜けたGKでは東京Vの守護神・上福元を獲得。セービングだけでなくハイボール処理やコーチングにも優れたJ2屈指のGKが最後尾を締める。
CBにはドゥシャンが加入。ファイタータイプの大型CBはバイスの穴埋めに適役。昨季は負傷の影響もあり出番が限られていたもののその実力は折り紙付き。カードを貰うことが多い点が懸念だが、最終ラインの統率を充分任せられるだろう。
中盤には梶川、サイドには浜下、2列目には西谷と昨季J2で一定の成績を残した実力者を補強。CFには金沢での3シーズンで20得点を挙げた垣田が加わった。主力の流出を補って余りあるだけの補強はできたと言えよう。
ロドリゲス体制もいよいよ4年目。チームとしての軸は積み上がっている。あとはいかにムラを無くし安定して勝ち点を積み重ねていけるか。悲願のJ1復帰へ。ファンサポーター、そして県民の夢を『叶(かなえる)』1年が始まる。

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