2020年Jリーグ戦力分析・東京ヴェルディ編

東京ヴェルディ

IN
馬場晴也(←東京ヴェルディユース)
松橋優安(←東京ヴェルディユース)
石浦大雅(←東京ヴェルディユース)
藤田譲瑠チマ(←東京ヴェルディユース)
中野雅臣(←今治)(レンタルバック)
新井瑞希(←富山)(レンタル→完全)
井出遥也(←山形)
クレビーニョ(←ブラジル・フラメンゴ)(期限付き移籍期間延長)
大久保嘉人(←磐田)
高橋祥平(←磐田)(レンタル)
福村貴幸(←鳥取)
端戸仁(←湘南)(レンタル→完全)
河野広貴(←鳥栖)(レンタル→完全)
阿野真拓(←東京ヴェルディユース)
林陵平(←町田)(レンタルバック)
マテウス(←ブラジル・フィゲイレンセ)

OUT
田村直也(引退)
鈴木智幸(→岩手)
ヴァウメルソン(→ブラジル・コロラド)(レンタルバック)
梶川諒太(→徳島)
李栄直(→琉球)
ジャイルトンパライバ
カンスイル
上福元直人(→徳島)
永田拓也(→北九州)(レンタル)
内田達也(→群馬)
安在達弥(→沼津)(レンタル)

寸評
ホワイト新監督を迎えた昨季は開幕11戦で2勝と出遅れ下位に低迷。天皇杯でも法政大学に完敗を喫するなど散々な前半戦を過ごした。7月に入りホワイト監督の退任と永井監督の就任が発表されたが最後まで調子は上がりきらず。13位という不本意な成績に終わった。
クラブのレジェンドでもある永井監督の続投が決まった今季だがオフシーズンは主力が複数人退団した。全試合出場の守護神・上福元と中盤の要だった梶川が徳島へ、センターラインの様々なポジションで起用された李栄直が琉球へ新天地を求めた。途中加入で攻撃にアクセントを加えたパライバもチームを退団した。
一方加入選手はユースからの昇格組とレンタルから完全への移行が多い点が特徴となった。退団選手に不穏なコメントを残した者もいたが現有戦力をやりくりするしかない。そうした意味で昇格組のルーキーが1人でも主軸クラスに成長すればチームとしてこれ以上助かることはないだろう。
注目の新加入選手は何と言っても大久保嘉人。J1通算185得点の最多記録保持者、J1で3度の得点王を獲得した熱い男はチーム浮上の重要なキーパーソンだ。
また、8年ぶりに復帰した守備的ポジションならどこでもこなせる高橋、山形から加入したアタッカーの井出、昨季鳥取で本職の左サイドだけでなく中盤でも起用されていた福村も楽しみな存在だ。
そして、何より2名退団したGKにはフィゲイレンセからマテウスを獲得。190cmの長身が魅力で年代別代表にも招集された経験がある。守護神候補として期待がかかるブラジリアンだ。
シーズン前の練習試合では大量失点する試合も多く、まだまだ一抹の不安は残る。レジェンドと共に歩む2年目の今季、若手とベテランの融合が一つのポイントになるかもしれない。

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