2023/12/13 駆けてゆくひと

淡い金色のラインストーンが輝くパンプスを履いて、一人の女性が駆けていった。

急いでいるらしく、駅の階段を駆け降りて改札を通り、ホームへとあっという間に降りていってしまった。

ヒールの高さが１センチくらいしかないバレエシューズのようなパンプスだった。

丸いラインストーンは大きいものと小さいものがあって、隙間なく綺麗に貼り付けられていた。

駅の通路の蛍光灯でも、十分に光を集めて輝いているパンプスを、できればもうちょっと見ていたかった。