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言葉は面白いと思う話。

言葉は形に過ぎません。



と、初めから何を言っているのか
という話なんですが。

文字通り、そうなのです。


例えば。

私がここに記している言葉は、
私の思考や心情を形に変えているものです。

貴方が好きだ。

とここに記した場合、

「好き」という言葉は、私の気持ちを
誰かが可視化、もしくは聴覚化できるように
したものです。

つまりは、私が伝えたいのは、「好き」という
言葉そのものではなく、

「好き」という言葉に入れた、気持ちなわけです。

そういう意味で。

言葉はあくまで誰かに何かを伝達する
サインであって、その言葉そのものに
「意味」はないと思うわけです。


そんな下らない思考をめぐらせる私ですが、
ふと思い出したことがあります。


就活で苦しい時、友達がくれた手紙。

自己嫌悪に負けそうな私を救ってくれた
推しの言葉。

見に行った舞台で偶然出会った人の挨拶。

大好きな友達の「大好き」。


私が大事にしたいと思う言葉の集まり。
私を救う言葉の集まりです。


この文字の羅列が形に変えているのは、
彼らの思考や気持ちなんだと思うと、

ただのサインにすぎないそれが
途端に光を放っているように見えます。


これほどまでに愛おしくて、
私の中に釘を刺してでも留めておきたいほど
手離したくない。

本当は、「見えたら」いいんですけどね笑
その気持ちそのものが。


目に見えるものだったら、どんなにいいか。


でもまぁ、目に見えないから
いいのかもしれないですね。


見えないものをわざわざ形に変えてでも
伝えたいと思う気持ちこそ、
「愛」なのかもしれません。


そう思うと、言葉は本当に面白い。

こんなに身近で無くては生きていけないのに、
こんなに不思議で遠いものな気がします。


そんな不思議が、私は大好きです。




という、朝から大学へ向かう若造の戯言でした。

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