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持ち物を手放す苦行

どうしてこんなにものを貯め込んでしまったのだろう。。。
片付けても片付けても減らないものたちを眺めて
私はいま
私が買い集めてきたものと
母や祖母から受け継いだものに悩まされている

ひょうたん市場へ向かう目標の日が近づいて来て
大好きな藁綯いは横に置き、いよいよ持ち物の整理をはじめた。

当然のこと、ひょうたん市場へ身を移しこのアパートを引き払うのだから
じゃあ、行ってきま〜す♬と旅行へ行く気分ではいられない。持ち物と言う持ち物の行先を一切合切決めなければならないのだ
棄てるのか、譲るのか、売るのか、残すのか、、、
残すならばこれも置場所、期間、移動手段の設定。
譲る、売るならどれはどの方法で…

選択と選別、判断、決断の連続…

改めて見ると、なるべく増やさないつもりでいたけれど、家族と離れてから5年の年月の間でもだいぶ増えた。
手放す作業を始める前は、「全部捨ててしまえばいいよ!」と簡単に考えていた。
さあ、どうしようと取り掛かる。
これがなかなかどうして、そう簡単には行かない
苦悩の日々の始まり。。。

片付けを始めて第一段階

食器
は元々そんなに無いけれど捨てるには忍びないものがある。そもそも、家族と離れる時に厳選してこれだけは手放したく無いものダケ!を持ってきたのだから…
手に入れた時はそれなりに悩み、金額も注ぎ込んだお気に入りのものは、新しい試みで
「ささの音✴︎material」としてこのnoteに乗せて
いくつか貰って下さる方が現れて感動している。

一人は、Twitterのフォロワーさん
この方はご自分のラッキーアイテムのお皿を
応援として、高額の寄付を添えて振込んでくれた

もうお一方は、私が大好きだったお皿とティーカップとガラスのマドラーを纏めて貰ってくれた
本当に大好きだったものたちだから、梱包している時に「ああ、行ってしまうのか…」と寂しくなったけれど、とても大切に使ってくれそうな方だったので本当に良かったよ〜とホッとしている

この段階で、フリマアプリを使いたくなかった主旨があっての「ささの音✴︎material」の試みは、ほぼ成功と言えると思う。
私は多くの人にささえられているという実感を得ることが出来ました。本当にありがとうございます。
まだ残ってます。
ささの音✴︎materialのページを覗いて見て下さい。

そして、衣類は洋服と、大量の着物もある
洋服はサイズの採寸等でやり取りに時間を要するので、誰かに譲ることは諦めてリサイクルショップへ二束三文で引き取ってもらい、先ずは1/4くらいに減らせた
着物は…どうしようと悩み中
母や祖母から受け継いだ着物
自分で染織から織りまで手掛けた反物も5、6本と
その仕立て済みの着物も3枚ある
未だなかなか思い切った判断に辿りつかない
とりあえず父の所で預かってもらう

それから本や雑誌、CD等
これはもう数も多いし、某大手のリサイクル書籍の店舗に査定してもらい、洋服の二束三文の感覚と比べると、意外に値段が付いたので引き取って貰った。

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それにしても、とにかく紙は重い
ものを運ぶと思うと、2階の角部屋
廊下がこんなに長いとは…此処へ引越して来た依頼の感覚。。。あの時も1月の寒い頃で大変だった。

一から十まで一人でやるしかない
荷物の持運びは、足腰に来る
この先の作業の量を思うと、身体を壊しては元も子もないないので、ここは投資。
台車を残り少ない所持金を叩いて買いました。

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現状は、また家具が使える暮らしになるまで預かってもらう、古道具屋さんで買い集めた昔の家具と

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どうしても捨てられないものたちは
前職の緑茶専門店の仲良しの店長に頼んで取っておいてもらったお茶の空箱に詰めて

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父の所が自動車整備を経営していた工場の片隅に場所をつくって預かってもらう。
何が入っているか判るようにして
必要な時に父に宮崎へ送って貰うことが出来るようにした。この箱の大きさは100センチ以内でそれには丁度良いのだ。

減らしても減らしてもまだまだある

第一段階と纏めたけれど
何度も何度も見直してここまでで
細かく分ければ何段階もの多くのものを手放せる
意識の改革を経ているのです。
思いの外、いざ片付けを始めたけれど
「思い出」と言うものが物凄く作業を困難にしているのです。

今までの人生の思い出…

私が生まれた時の父母の思い
祖母や祖父、育ててくれた家族から受けた愛情
(下の写真は祖母が縫ってくれた浴衣や祖母が掛けていた前掛け)

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嫁いだ時の喜びと悲しみ
小さな娘を抱いた腕の温もりや重さや匂い
大きくなる過程での暖かく可愛い記憶
(娘が小さな時に折った折り紙や、お願い手紙、作ったもの、描いたもの…)

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何を大事にしまってあるんだろうと
箱を開けたら、、、こんなもの
ただ、落ち葉を箱に貼り付けてあった。。。
私らしいなと、ため息

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思い出をものに宿らせる…そんなもの概念でしかないのはわかっている
見ての通り他人から見たら
「捨てても良いガラクタ」だ

わかっていても、手放せないものがある


社会の波に流されていた私

消費が拡大した社会では、兎に角ものを買わせる事を目的に物事が成り立っている。
人類はその流れに流され、波に乗せられ、浮き足立って不必要な消費に走り、ものを増やし続け地球を破壊し続けている愚かな生き物だ。
私も紛れもなくその一人で
その,集大成がこの「必要以上に買い続けたもの」たちに現れている。
それに縛られていると言う皮肉。

そもそも何が大切なのか
何が必要で何が不必要なのか
私が思い出だと思っているもの
思いを入れてしまっているもの
それをを手放すことの困難な苦行はまだまだ
つづく…

私が死んでしまったとき
を想像して、第三者の頭で考えようと試みている

さて、どこまで手放せるのか
乞うご期待(*^_^*)

今日はこれから、父のところへ家具を預けに行って来る。大学生の娘も、今はオンライン授業なため、PCと教科書さえあればどこでも授業が受けられるため、行きたいと言うので一緒に。。。
荷物運びを手伝って貰うのにちょうど良い(o^^o)

読んでくれてありがとう

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柚子蒸しパンをどうぞ♬
柚子を沢山いただいたのです。
そのことは、また別のところで^ ^

がんばれ颯月ヽ(^o^)←自分で自分を励ましている

2020年12月〜この搾取とハラスメント、地球環境の破壊を容認する人の経済活動に薪をくべることをやめ、人々が自立して支え合う新しい経済や繋がりを創り出す目的で活動している宮崎県のひょうたん市場作りに参加予定。テントで寝袋のキャンプ暮らしになります。サポートで応援資金を募ってます!