アルテミス計画と月面生活の現実
米国NASA主導で日本も参加する月面開発「アルテミス計画」がいよいよ始動するようです。
第1弾となるSLSロケットの打ち上げが何度も延期されていましたが、日本時間で2022年9月28日未明にやっと発射される模様。
本日(9月24日付)の朝日新聞も天声人語と科学面にアルテミス計画の件を載せてます。
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この中で触れられている、月面居住のために考案されている施設「ルナグラス」がとても興味深いです。
鹿島建設と京都大学が共同で開発したとのこと。
月面居住最大の障害となるであろう「重力」の問題をいかに解決するか…
「ルナグラス」の提案は、直径100メートル、高さ四百メートルの巨大な円錐状構造物の内壁に生活のための空間を設けるというもの。
この構造物を20秒に1回、回転させることで遠心力による重力を発生させようというのです。
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月面にオニール型のスペースコロニーが立っている…というイメージですが、これで本当に重力の問題は解決するんでしょうか?
一番心配なのは、月に元々ある地球の1/6の重力がどう作用するのかということ。
多分、スペースコロニーと違って地上に向かってすぼまっている円錐形にその秘密がある気がするんですが、なまじ月本体が意識される分、コロニーと違って回転する生活空間は暮らしにくそうです。
月面基地というと、自分などはどうしても昔懐かしい「謎の円盤UFO」に登場する地球防衛組織シャドーのムーンベースや、「スペース1999」のムーンベース・アルファを思い浮かべてしまいます。
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しかし、あれらのドラマは月面の重力問題を完全に度外視していたわけで、実際、月に生活空間を確保しようと思ったら「ルナグラス」が必要なのでしょうね。
「ルナグラス」型月面基地の搭乗するSFドラマや映画も、観てみたいところです。
😋
【追補】
SLS初号機ロケット、またしても発射延期になりました…
しかし、今度は故障ではなくハリケーンの接近が原因。
次の発射機会は10月下旬とのことなので、気長に待ちましょう。
😣
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