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手元で完結するDXをしたい!現場教育支援アプリ完成までの道のり【前編】

こんにちは。小売業の会社員さつきです。
デジタル知識を学び始めて2か月が経ちました。これまで LINE bot Glide Power Automate などの操作方法を学び、1週間程度の期間で小さな実装企画を作成してきました。
いよいよ今回は、1か月の期限を設けて現場のスタッフを巻き込んだ「業務改善アイディアの実装企画」にチャレンジします。
今回から前編・後編に分けてその道のりをお届けしていきます。

どんな業務改善アイディアを実装するの?

小売業店舗で働く従業員への現場教育を円滑に実施するためのアプリを制作しようと考えています。

どのような経緯でそれに決まったのか?

●「DX」というと最初から大きな変革を求めがちだった

最初、業務改善アイディアを設定する際にこだわったのが「自分が日頃からデジタルの力で絶対に解決したいと思っている」問題で、さらに「多くの人たちがこのアイディアによって助かる」というアイディアでした。
しかしそれは・・・かなり根幹の社内データベースにアクセスするもので、デジタル知識を学び始めて2か月の私には非常にチャレンジング(というか1か月の期限では不可能)なレベルの課題だということを周囲の方々から指摘されました。

●DX人材駆け出しの自分に合った規模感の課題を模索

せっかく作るのだから「沢山の人に役立てたい」「本質的な改善をしたい」と理想ばかり高く、かと言ってデジタル弱者の私が手を出せそうな規模感の改善アイディアが見当たらず模索する日々が1週間以上続きました。

●アイディアの壁打ちを行った

そんな状況を見守ってくれた方から「現場のごくごく細かいムダ(1日あたり30秒~数分など)の荒さがしをしてみては?」「細かいアイディア出しを数十個してみましょう」との助言を頂きました。
目からウロコでした。
そんな、一日何秒か改善するだけのアイディアで良いの・・・?
すぐに「荒さがし」を行い、41個の課題が出ました。

課題出しの一部

その後、チューターにただ課題と改善アイディアを聞いてもらう「壁打ち」を行い、すべての案を聞いてもらいましたが「結局あなたが今、一番見通しが立っていると思うのはどの案?」と聞かれたとき、直近業務で困っているテーマを即答しました。
尚且つそれは、以前作ったことのあるWebアプリで実装可能だと考えたからです。

●上司からの助言によって目指す方向が定まった

さらに現場の上司にも改善アイディアが決まらないことを、泣きつく勢いで相談したところ、心強い言葉を頂きました。

「あまり難しく考え過ぎるのも前に進みません。私が期待したいDXはHHTや社内スマホで完結できるようにという他愛もないことですが、これが実現することにより多くの従業員の労働環境がかなり改善されるはずです」

他愛のないこと、と上司は仰られていましたがこの視点こそが私に必要なDXのマインドセットなのだと膝を打ちました。
そして目指すべき方向が見えた気がしました。

現場教育を円滑に実施するためのアプリをなぜ作ろうかと考えたか?

私は小売業の店舗従業員として、他従業員への教育も行っています。本部での研修を受講し、現場の従業員に受講内容を伝えていくスタイルです。
しかしながら、教室形式での教育をするには実施計画・スケジュール調整が必要となるので多忙な現場では大変難しく、実際は売場で時間を作って一人一人に教育を実施しているのが現状です。
それも出来れば良い方で、教育した人・できなかった人・じっくり教えられた人・駆け足で終わってしまった人、など教育レベルのムラが発生している事が課題だと感じていました。
その課題を解決するためにスマホで研修知識や教育進捗管理が一元化できるアプリを作ったらどうか、と考えました。
しかもそれが、誰でも編集でき誰もが講師になれるようなアプリになれば、現場の接客レベル向上に寄与できると期待しています。

今後2週間やろうと考えていること

●時間がない!25%の出来映えでも周囲に出す

4~5日中には実装品を形にしていきます。
完成度は追い求めず、たたき台となるような物を出したいです。

●現場の「教える側」「教えられる側」の従業員にフィードバックをいただき、改善を2周したい

一週間以内には、現場の従業員にアプリを使用してもらってフィードバックをもらいます。その後改善。余裕があればさらにもう一度フィードバックをもらい、さらに改善というサイクルを回したいです。

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