見出し画像

在宅医療を地域の方に知ってもらう

こんにちは。さつきホームクリニック広報です。

今回は、当院が地域医療に関わるいちクリニックとして、在宅医療をより知ってもらうために行っている取り組みをご紹介します。

ケアマネジャー向け勉強会「SATSUKITERASU」

当院が診ている患者数は600を超えますが、そのうちご自宅で過ごされている(居宅)のは200名たらずと、施設に入られている患者様の方が多いのが現状です。これから増えるであろう、高齢による身体機能の衰えや、病気の進行などによる不安を抱えられた方の「住み慣れた家で暮らしたい」という希望を叶えるためには、居宅の患者様をもっとスムーズに在宅医療に繋げられるシステムが必要になるのではないでしょうか。

そこで、当院は実際に多くの居宅患者様のケースを担当されている地域のケアマネジャー様・地域包括支援センター様に私たちのことをもっと知ってもらうために『これからの在宅療養 私たちができること』と題して勉強会を開催しました。

その名も「SATSUKITERASU」。さつきが在宅医療の明るい未来を照らしていければ…、テラスのように在宅医療に関わる皆さんが集まって気軽に情報交換ができる場になれば…といった想いが込められています。

画像1

第1回を開催したのは2019年6月のこと。事前に、宇都宮市内の居宅支援事業所と地域包括支援センターに開催を広報させていただきましたが、実際どれくらいの方が参加してくださるのかは未知…。

ですが! 当日はこのような感じに。

画像2

実に110名の方々においでいただくことができました。

内訳はこんな感じ。

〇ケアマネジャー…87名
〇看護師…11名
〇社会福祉士…4名

皆様の在宅医療への関心の高さ、当院への期待の表れかと思うと、身の引き締まる思いです。

内容

勉強会は講演がメインで、当院院長の月永よりさつきホームクリニックの在宅医療にかける想いや具体的な取り組み(皆様にとってどのようにお役に立てるのか)、サポート体制などをお話させていただきました。

そして、今回一番お伝えしたかったのは「宇都宮市内の在宅医療について分からないこと、不安なことなどを、とにかく当院にご相談いただきたい」ということです。

在宅医療は、医療・介護福祉・行政など多くの人や制度が関わるため複雑なことも多い。だからこそ気軽に相談できる場所が必要です。訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・医療相談が可能な当院にご相談いただくことで、何らかの解決策を提示することができます。

会の後には

参加いただいた方には無記名でのアンケートを実施しました。
今現在、皆様が困難に感じている具体的な事例を集めることができたので、次の開催の課題として活かす予定です。

ケアマネジャーさんたちの「在宅医療がよくわからない」「どう繋げばいいのか?」といった疑問を解消し、少しでも、在宅医療へのハードルを下げられたかなと感じます。

知ってもらうために大切なこと。何のため?

「誰に」「何を」「どう伝えるのか」。

ここをしっかりと考えて発信していくこと。そして、伝えたいことを確実に伝えること。

さつきホームクリニックがそれをやるのは、やはり地域の患者様に質の高い医療を提供するためです。在宅医療と困っている患者やそのご家族を繋ぐために、これからも取り組んでいきたいと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?