Endless SHOCK eternalを観た人生

EndlessSHOCK eternalを観劇した。
堂本光一はこれまでにみた人間の中で最も美しく、輝いていた!
正直に言って、KinKi Kidsにハマるまで、堂本光一ってずっとSHOCKって舞台を帝劇でやってるらしい?そして飛んだり落ちたりするらしい?っていう本当に雑な知識しか持ってなかった。
でも、SHOCKを観た人生と観ない人生は全然違う。本当にこの素晴らしいステージをこの目で観ることができてよかった!

何から伝えたらいいかわからないけれど、
とにかく全編を通じて堂本光一が凄すぎる。
光一さんが類稀な美貌を持っていることは全人類が知っていることだけど、
それだけでなく、全ての動作がエレガントで華があり、オーラに満ち満ちていて、さらに歌声はカンパニーの幹となるような深さと厚みがあり、指先・つまさきはもちろん、揺れる髪のひとふさまで美しかった。
こんなにも美しい人間を私は知らない!
ナイツテイルで歌って踊ってるのをみたときも、「えっこんなに華麗な人間が実在するなんて!!」ってびっくりしたんだけど、
SHOCKのコウイチに関してはその役柄もあってかさらに神々しいまでの美しさだった。
全編を通じて、舞台の上で誰よりもたくさん動いて歌ってるにも関わらず、常に圧倒的なオーラをまとってる。
1階席後方だったので細かい表情までは見えてないけれど、あれだけのパフォーマンスをしながら、全然「苦しそう…がんばれ…」と思うところがなくて凄かった。
ダンスは、ふぉーゆーの2人や原くんがすごくうまくて、ステージ全体の質をさらに高めててとんでもないんだけど、
その真ん中に常にいる光一さんの華が本当にすごい。
光一さんのダンスはどの瞬間を切り取ってもキリッと決まってるし、
何よりも帝劇という格調高い舞台のフルオーケストラのミュージカルに相応しい優雅さがある。
単純に上手いね!役に合うね!ってことじゃなくて、その人自身のスター性をいちばん大事にする、ジャニーズイズムってこういうことなんだろうなと思った。

そして先にふぉーゆーの2人と原くんに触れたけど、
メインキャスト全員が本当にすごい。

前田美波里さんのパワフルな美しさは生でみると凄まじかった。
70代にしてなお、あれだけの艶めきを誇ってるのはすごすぎる。
今回ご本人のもっと歌いたいという気持ちもあってオーナー&リカさんの歌が増えたと光一さんがインライでおっしゃってたけど、
「もっともっと歌いたい!」と座長に話して出番を増やすそのパワー本当にすごすぎる。
そしてあの歌があってよりストーリーの深みが増したのは間違いないと思う。

ヒロイン役の綺咲愛里さんは信じられないほど可憐でかわいい。
歌もダンスも光一さんの品や優雅さの味わいとの相性が素晴らしく良いように思ってさすがの実力者だなと感じた。
円盤でしかみたことはないけど、前の通称「梅リカ」が少女らしい盲目さを役のポイントにしていたように思うのに対して、
愛里さんのリカはコウイチの相棒みたいな強さが感じられて、それはそれでとても良かった。
ダンスは蝶々が舞うように、歌声は小鳥がさえずるように美しくて本当にすごかった。

何よりライバル役の佐藤勝利くん。
配信でみたendless SHOCK本編よりも、もっともっと伸びてた!
SNSでの評判の通り、伸び代がすごい。
これまた円盤でしかみたことないのに語るなって感じかもしれないけど、
配信でみた本編では少しタツヤをなぞっているような気がしたけど、
このeternalを重ねる中で、ショウリというキャラクターが深まっているように感じた。
カンパニーの中で、みんなから「ヤンチャだけど憎めないやつ」として可愛がられてる、弟キャラのショウリ。
コウイチみたいに俺だってできるんだ!俺だってリカの気持ちを振り向かせられるんだ!と背伸びしてムキになってるけど、それをみんなにいなされてイライラしてる。
その未熟さゆえにとんでもない過ちを犯してしまうけれど、つまづいても前を向いて歩みを進める「Show must go on」の姿は、
まるで少年漫画の主人公で、
このeternalはショウリの物語の前日譚のよう。
この人は本当に光属性の人なんだなあと感じた。

前に出ている演者のみなさんが素晴らしいのはもちろん、
ストーリー、演出、楽曲の全ても素晴らしかった。
これを26歳から手がけてる堂本光一って何者ですか…
まずオーケストラの挨拶から始まるのは、これから始まる演目へのワクワクが最高に達するし、何より光一さんが関わる裏方の人たち全員にリスペクトを持ってるんだなと感じられた。
一回では全てのこだわりを感じることはできなかったけど、
照明のすごさはちょっととんでもなかった!
これがソロコンでも発揮されてたという変態照明か…
これだけストーリー・楽曲・演出・パフォーマンスのクオリティが高い、日本発のオリジナルのグランドミュージカル、なかなか他に肩を並べられるものはないよね!と断言できる。
絶対後世まで語り継がれる。
日本一チケットがとれない舞台、という看板は伊達ではない。
スーパーアイドルだからファンで埋まるということじゃなくて、
20年以上の歴史の中で、決して「今年もこれでいいや」じゃなくて「もっと良くしよう」と積み重ねてきた、歩みを止めない「Show must go on」精神がたしかにそこにあり、
観に行ったら観に行っただけ新鮮な感動がそこにあるんだ、だから評判が評判を呼び、ずっと席を埋め続けてるんだなと思った。
だって堂本光一が誰よりも手を抜いてないから。

光一さんは、数えきれないほど、「ジャニーズ」ということで心ない評価を受けてきたんだと思う。
(最近、剛さんのシンガーソングライターデビュー20周年を祝した音楽と人の特集の中で、
「そのポピュラリティゆえに正当な評価がつきづらかった」というようなことが書いてあったけど、それと重なってしまう)
SHOCKのすごいところは、ジャニーズならではの華やかさ、圧倒的なきらめきで人々を現実の世界から非日常へと誘ってくれること。
これ以上、舞台から「おもてなし」や「サービスの心」を感じたことってなかったと思う。
堂本光一は、出ずっぱりで誰よりも歌い踊ってたにもかかわらず、そしてこれだけ作品のほとんど全ての要素にかかわってるにもかかわらず、「どうだ、俺をみてくれ!この作品で俺を感じてくれ!」というえぐみが皆無だった。
自らのスター性すら、作品が輝くためのパーツとして配置しているような。
ただただ観客にエンターテイメントを届けようとしてくれていた。
こんな舞台初めてみた。

観終えて、気がつけば1時間半も、有楽町のスターバックスで感動に呆然としてしまった。
もう書くのも野暮なほどだけど、赤いクルマが飛ぶのは予想以上に不思議だったし、階段は予想以上に高くてこわかったし、赤い布で飛ぶのは予想以上にすごすぎて意味わからなかった。
私が呆然としてしてる間に、
光一さんはお茶目なインスタストーリーをあげ、そしてその後には夜公演が待っていて、
私は、この極上のエンタメを日常の仕事としている人のとんでもなさに、ただただ惚れた。

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