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審査員やります!



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この度、
吉祥寺にあるArt Center Ongoingの
企画展公募「未来進行形2023」の審査員を
務めさせていただく事になりました。
ここ最近、
美術の評価について考えていた。
美術に限らず、物事を評価するという事は難しい。
まず、この世界に絶対的に素晴らしいものなんかない。
ただ素晴らしいと思う人間が存在しているだけ。
そんな人間の判断の綱引きで、社会の価値や価値観は形作られている。
この世界に対して、
本当にそれが素晴らしいのか、素晴らしくないのかなんて、
判断できるものではない。
個人の評価など風の前の塵に同じ。
この世界の物事は、そもそも全て尊いし、
同じく全てどうでもよい。
そんな世界観が僕の中にはある。
しかし、もう1人の僕は、それだからこそ、
個人個人が、何に心が動くのかという事を見つめ、
それを示せる事が、この世界に生まれた人間が持ちうる
1つの幸ではないかとも思う。
そして、それをする術が、美術なんじゃないかと思っている。
物事に接して心を動かす。それが美術。
絵を描くのも、彫刻を作るのも美術。
誰かの美術に心を動かすのも、これまた美術。
美術は常に幾重にも折り重なって、
入れ子構造になっている。
美術を評価すること自体が美術だと思う。
どんな作品を評価するんだ?という事は
どんな作品をつくるんだ?と同じくらい、
その人を表していると思う。
だからこそ、全身全霊をかけて、
恣意的に審査させていただきます。
でも、そもそも応募がなければ、なんにもできないので、
ぜひぜひ、多くの方々の応募をお待ちしております!
この企画は、
これからの未来をつくっていく学生限定なので、
学生じゃない方は、近くの学生にこんな公募があるよ、
審査員は全身全霊をかけるみたいだよ、
とお伝えください!(佐塚)
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企画展公募「未来進行形2023」
https://www.ongoing.jp/news/mirai2023/?fbclid=IwAR3VC16uXQXbx7y5DhlbMWMa7I73IASRCtTn7eC9zZnWAOtUuxFgJBvORv0
東京/吉祥寺にある芸術複合施設 Art Center Ongoingが、企画展公募「未来進行形2023」を開催します。応募条件は、学生であること。選出された企画には制作補助資金として10万円を提供します。奮ってご応募ください!
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●応募締め切り:
2023年6月30日(金) 必着
●審査員:
利部志穂(彫刻家・詩人・アーティスト)
百瀬文(アーティスト)
佐塚真啓(美術家・奥多摩美術研究所所長)
パピヨン本田(漫画家)
●応募料:無料
●応募方法:
HPの応募フォームより、
応募者情報・展示企画書・過去活動資料
をアップロード。

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