5.ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
自分自身が先延ばし癖があるので、なんとかしたいな~と思いながら
本屋さんで見つけた「ヒトはなぜ先延ばしにしてしまうのか」という本を
ちょこっと紹介します。
先延ばし癖、ありますよね
先延ばしとは?よく経験していることについて
仕事をしていると、
上司から仕事が振られ、自分の仕事もあり、何なら部下の仕事も巻き取ってやらなければいけなかったり。
なんとなく携帯いじってみたり、
「まず優先度付けしよう!」と仕事の棚卸からはじめたり、、、
本来はしなくていい余計なことも「必要かも。。?」と追加することも
本来の仕事からどんどん離れていって最終的に徹夜で終わらせてしまう。
けっして怠けているわけではなく、やりたいと思っているんですよね。
そんな人ほど(自分もですが)
「完ぺきに仕上げたい!」という気持ちがある人だったりします。
学問的には先延ばしは下記のような定義づけがされています。
先延ばしにしてしまう人ってこんな人
先延ばし癖診断
著者は先延ばし癖に対して長い間学問の視点から研究を続けている人で、
その人が提供している先延ばし診断ができるサイトがあるのでぜひやってみてください。
ちなみに私は先延ばし度72%、上位10%の先延ばし人間にあてはまるみたいですw
遺伝と共通する癖
9000年前から先延ばしをする動物(人・サルなど)は観察されていて、
脳の構造的に先延ばしにする癖がついているという話もあったり。
遺伝的な側面が強いんですが、よく言われている傾向として
上記はあくまでそういう人が多いよねという話なんですが、
(自分はもろにあてはまる)
要するに
現在を具体的に、将来を抽象的に考えてしまうから先延ばしにしてしまう
考えが先延ばしにしてしまう原因というわけです。
先延ばしの方程式
期待効用理論
上記の考えのもととなる理論があって、
期待効用理論というんですが、
=期待×価値+時間(遅れ)×衝動性
学術的に言うと
要するに、どうなるかわからない先のことよりも、目先の楽しいことを選んでしまうということです。
例えば、明日の昼までに仕上げなければいけないレポートがある夜に、
仲のいい友達から飲みの誘いがあるとします。
「レポートは何時間かかるかな。。?」
「友達と飲みに行くの楽しいしな。。」
みたいな形で
期待効用理論の
=期待×価値+時間(遅れ)×衝動性にあてはめて飲みに行ってしまい、
結局朝まで飲んで適当に仕上げてとりあえずレポートだして自分の不利益になってしまう、というようなものです。
それがレポートの1週間前だったら?3日前だったら?状況は変わりますよね。
ここでいう衝動性(計画性)が人よりかけている人が先延ばしにしやすい人
ということになると思います。
先延ばし対策法
じゃあそんな自分たちはどうすればいいのか。
「ピッパの法則」が有名ですが、本書には13の具体的な先延ばし防止プランが書かれています。
今回は4つだけ紹介します。
全部効き目がありそうなので、ぜひ読んでみてください
小さな成功体験を積む
先延ばしにする人は冒頭でも言ったように、
現在を具体的に、将来を抽象的に考えてしまうから先延ばしにしてしまう
人が多いです。
このような人は(自分もそうですが)先延ばしにしている自分に嫌悪感を抱いていて、自分に自信がなく、負のループに入ってる人が多いと思います。
なので、著書では
「どんなジャンルでもいいから、小さな成功体験を積むとこと」が推奨されています。
小さな成功体験を積み重ねることで、先延ばしの負のループから抜け出すことが大事になってきます。
アファメーション→ミッションステートメント:現実とギャップを意識する
将来をふわっと考えるのではなく、やりたいこと・なりたい姿をしっかりと思い浮かべ、現実と将来像のギャップを理解する。
例えば:仕事で活躍したい!←年収いくらで、どんな仕事をしていて、部下が何人いて、どんなプロジェクトを進めている?プライベートはどんな生活を送っている?
そこに対しての理解と現実の自分を重ねて、今は全然ギャップがあると思いますが、理解することが先延ばし防止につながります。
先延ばしする前提・失敗する前提で動く
人間ですから!絶対に最初から成功することはなくて、先延ばし癖が一日で治ることなんてないんです。
私自身もそうですが、なりたい像にむかって頑張る!と決めても三日坊主になりがちで、最初から成功することなんてないとわかっていても、
そこでやめてしまうことも多々ありました。
改めて最初から成功する、先延ばしせずにできる、なんてことは思わずに
失敗したら次の日に再チャレンジできるという精神が大事です。
生産的な先延ばし
先延ばしする前提で動くことは先ほど書きましたが、そのうえで、
先延ばしする自分と取引をします。
例えば、先延ばしにしたい退屈な作業があったとして
「先にこの作業やるからこの退屈作業先延ばしにする」
というような形で、先延ばしにはしているけれど自分のタスクは終わっていくという、もはや魔法が出来上がるわけです。
人間だれしも退屈な作業はやりたくないわけで、後回しにしていいんです。
そこで成功体験を積んで、ハイになっているタイミングで取りかかると
思ったより退屈じゃ無く感じると思います。
最後に
先延ばし人間代表として、上記心がけをやる!と決めても
「明日からやろーっと」
ってなりがちですよね・・・書くいう私もこの本を読んで記事を書くまでに2日かかりました。
失敗してもいいんです。やり始めた自分に拍手を送って、少しずつすすんでいけばいいんです。
さあ、始めよう。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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