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書くは孤独。書くはひとり。だけど。


今、私は毎朝CORECOLORでショートショートエッセイを連載をしているのですが、先日こんなエッセイを書きました。


飛び方と飛ぶ仲間【さとゆみの今日もコレカラ/031】

あらゆる職業に言えることではないかと思うので、比喩で話す。
飛びたいと思った時に、飛べない理由は2つある。
①飛び方がわからない
②飛ぶのが怖い

①を解決するために必要なのは、テクニックだ。言い換えるならば、知識と反復。まず、翼がどこにあり、どんな形状でどのような動かし方をすれば飛べるのかを知る必要がある。そして実際に何度も飛んでみて、一番疲れずに美しく飛べる方法を探れば良い。正しいフォームで飛べば遠くに行ける。

②を解決するために必要なのは、仲間だ。怖いということは、言いかえれば、怖さを克服してまで到達したい目的地がないということだ。飛ぶことで、どこに辿り着けるのかを知れば、飛べるかもしれない。先に飛んだ人の旅行記を聞けば、飛びたくなるかもしれない。大抵の場合、私たちは前人未到の荒野を目指しているわけではない。先に飛んだ人たちも、命を賭けて飛んではいない。飛ぶことが日常の仲間の中にいると、自分にとっても飛ぶが当たり前になる。
✳︎
書きたいと思ってうまく書けない人は、
①書き方を知らない
②書くのが怖いのどちらかだ。
①は技術なので、知り、反復すれば良い。②は書いて生きている仲間と過ごせば良い。
私のライティングゼミは、未経験者が続々とデビューし、レギュラーや連載を獲得していく。もともと書ける人たちは次のステージにあがっていく。みていて羨ましいほどだ。それは①の技術をしっかり伝えてきたからだと思っていたけれど、実はそれ以上に価値があるのは②の仲間だったのかもしれないと最近思うようになった。
今日からまた、来年ジョインしてもらう新しい仲間を募集する。どんな人たちと会えるのか、本当に楽しみにしている。
翼は、みなに、ある。
飛び方は、さほど難しくない。
ともに、飛ぶ仲間に、なりたいね。

CORECOLOR「今日もコレカラ」

書くは孤独です。書くはひとり。書くは自分の内面をゴリゴリえぐる作業でもあります。
だけど、仲間がいると書きやすい。それは、しんどいことを一緒に頑張れるからというのもあるけれど、そうじゃなくて、書くために行うすべての努力の楽しさを分かち合えるから。
私はいろんな職業の人と話をするけれど、書くことの楽しさだけは、書いた人同士でするのが一番楽しい。

そんな一生の仲間になってほしいなと思って、さとゆみビジネスライティングゼミ、4期生の募集をします。
応募期間は12月10日18:00まで。今回は平日コース20名と土曜コース20名募集させていただきます。
平日は朝9時から、土曜は朝8時半からという早朝コースなので、頭をフル回転させた後の1日が長いやつです笑。

みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。


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