里山わびすけ 森林整備④

坂田まさこ先生

昨年、京都大宮交通公園の土中環境ワークショップに誘われて参加して、
講師をされていた坂田まさこ先生に出会いました。
坂田先生は生物多様性のスペシャリストで、
生物多様性の観点から森づくりを実践指導してくださる方です。
ご自身も高尾山にフィールドを持ち、長年その場所を守ってきた方。
全国の森をとびまわり、国際会議にも出席し、幅広い視野で教えてくれます。

大宮交通公園

大宮交通公園は、日本で唯一、市民の手で土中環境の改善など行っている公園だそうで、
公園のコーディネーターをしているのも、
市から委託を受けた、私と同世代の男性がされている会社だそうで、
なんだかとっても新しい風が吹いている場所でした。

そのとき、坂田先生のお話を聞きながら、
私もシンボルツリーのクスノキの根っこを掘ったりとか、
公園内の階段を作ったりとか、
土留めの作業をしたりとか、一日お手伝いさせてもらって、
とても楽しかったです。


よく考えてみたら、公園の土って固いですよね。
葉っぱが黄色いことがあっても「そういう木なのかな~」と気に留めてなかった。。
固い土の中で根っこを伸ばすのは、木にとってしんどいこと、
木にとって育ちやすい土が必要だなんて、
正直、今まで考えたこともなかった!!!
公園という身近な自然から学べることがたくさんあったんだなと、
目からうろこでした。

わびすけと坂田先生

それからご縁あって、坂田先生がわびすけに来てくれて、
「坂田先生とめぐる里山わびすけ~生物多様性のお話~」講座で、
わびすけ内を歩きながら植物の解説をしてくれて、
その膨大な知識量と、それを余すことなく伝えてくれる優しいお人柄に、
参加者みんなが自由闊達に意見交換して白熱教室な一日でした。

坂田先生とわびすけスタッフ

坂田先生は「八王子古本まつり」実行委員長もされており、
ご自身も大変な読書家。
お話の中に、日本の歴史だったり文化史の話や、文学や、
するすると出てくる方でして、
本から得た知識と、実践で得た経験値と、
全国の山を見てきた幅広い視野で、
誰も真似できない現在の活動に繋がっているのかなと思います。

そんな坂田先生が引き続き来てくれることになっていたので
「次は実践編だ~」と楽しい企画を考えていた6月。
台風でこんなことになってしまいました。


どうしたらいいのかわからない中、
全国を飛び回っていて超多忙な先生にとりあえず電話してみました(無謀)

すぐ出てくれた先生、
「雨が、水が流れていきたい方向をおしえてくれるから、
現場はそのまま置いておいて」
「これから手を入れるべき優先順位もわかるから」
「6月27日はそのままやろう、現場でできることからやっていこ」
とのお言葉。ありがたいです。

上記のような経過があって、
6月27日(火)ワークショップを予定通り開催します。
実際の現場を見て、どのように手を入れていれていけばいいのか、
参加者でいっしょに考えて、
まずは土砂でつぶれてしまった道(階段)をやり直していく日にしたいです。

ワークショップ詳細

6月27日(火)
10時30分集合 10時45分スタート
15時30分終了 16時解散

参加費3600円
定員 20名
お昼はごはんと味噌汁、副菜を用意します。
おかずのドネーション大歓迎(なくても大丈夫です)。

※電車の方は10時03分美加の台駅着の電車で来てください
ロータリーより送迎します。

※お車で来れる方はお知らせください。
(多い場合は、停める場所をお知らせします。10時15分集合目安。駐車場所から送迎します。)
子どもは参加できません。
軍手、汚れてもいい服、長靴、ヘルメット持参(いくつかは貸出もあります)。

※森づくりフォーラムのグリーンボランティア保険に加入しますので、
お名前(フルネーム)
ご住所
お電話番号  をお知らせください。

※6月後半も雨が降るようですので、
状況によって作業を実施できるか慎重に判断させていただきます。
雨の場合も、坂田先生に山小屋にて「生物多様性」等をテーマに
お話していただくことになっています。
坂田先生のお話しもとっても面白くて、引き込まれる方が続出ですので、
みなさまのご参加お待ちしております。

















わびすけスタッフポッキーさんからも
「木を材としてではなく、命として見る」というふうに教えてもらってて、
確かに、木って私たちよりもっともっと長く生きるんだよな・・・
と漫画「進撃の巨人」のラストのページみたいな気持ち(?)になりました。(誰にも通じないかも、すみません笑)



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