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発酵と保存食

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2021年2月の記事一覧

中東のクリームチーズ「Labneh」のチョコチーズマフィン

中東の「Labneh」は、ギリシャヨーグルト、ヨーグルトチーズとも呼ばれるクリーミーなヨーグルト。「水切りヨーグルト」を作る要領で、コーヒーフィルターで越して塩を加えて固めると、自家製サワークリームができあがります。 ソースとしてつかったり、2−3日冷蔵庫で脱水してチーズとして楽しむのもいいですし、こんな風に、ボール状にしてオリーブオイルで保存するチーズの保存食もあります。 レバノンのラブネボール 中東のヨーグルトチーズLabnehの作り方ヨーグルト 200g 塩 少々

【春を食べる】フキノトウ味噌【野草料理】

昨日2月10日は「ふきのとうの日」だったそうです。 フキノトウが顔を出し始めると、いよいよ春だなぁと実感しますね✨ ちょうど先日、フキノトウを摘んで「フキノトウ味噌」を作ったところでした。作ったことがある方も多いと思いますが、メモ代わりにアップしてみます。 1.フキノトウの採取 私がいつもフキノトウを採っているところは私有地なのですが、自然の中では、河原や林道沿い、沢沿いなどで採取できることが多いようです。スーパーでも売っていますよね。 地下茎で増えるため、毎年同じとこ

黒麹と豆乳でつくる甘酒ヨーグルト

甘酒は、麹+炭水化物やタンパク質を含む食べ物があれば、いろんなバリエーションができるもので、小豆と麹で発酵あんこができれば、茹でて潰したかぼちゃや、栗、サツマイモなんかも絶品の甘酒になります。わたしはサツマイモ甘酒が特に好きでけっこうよく作ります。 麹はスーパーにも売っているので、食べ残ったご飯があれば、麹と混ぜて夜に炊飯器やヨーグルトメーカーのスイッチを入れるだけで、翌朝には甘酒ができます。ご飯のあまりがなければ、豆乳を使うのもおすすめです。今回は黒麹を使ってみました。

酒粕とヨーグルトの発酵レモンチーズケーキ

お庭で採れた無農薬のレモンをご近所さんからいただいたので、レモンチーズケーキが食べたくなって作ってみました。 酒粕とヨーグルトを使ってカロリー控えめにしてます。酒粕は、奈良の大神神社の麓にある今西酒造さんの菩提酛のお酒の酒粕を使いました。 <材料> A 酒粕 100g 水切りヨーグルト 150g 豆腐 50g 小麦粉 70g 卵2個 砂糖 30g レモン汁 大さじ1 ベーキングパウダー 少々 <土台> ビスケット 70g ホエイ 少々 作り方 ① ヨーグルトを一晩水切

雪に舞う唐辛子の発酵調味料「かんずり」

日本では珍しい、唐辛子の発酵食 唐辛子を発酵させる食品には、タバスコや、辣椒醤などがあります。日本では唐辛子を保存する文化といえば、沖縄のコーレーグスですが、和食にそれほど唐辛子を用いないことから(七味唐辛子くらい?)、唐辛子を保存する文化はそれほど根付いてきませんでした。(ちなみに韓国のキムチ博物館によると、唐辛子を持ち込んだのは豊臣秀吉らしいですが!) そんな中、新潟県の「かんずり」は、下漬けの塩漬けと、麹による本漬けという世界でも珍しい二段階発酵で作られています。

発酵あんこで「紅豆奶茶(小豆ミルクティー)」

台湾の飲み物というとタピオカが流行りましたが、まあ、それなりに好きではありましたが、それ以上にお気に入りで、台湾に行くと必ず一度は注文するのが「紅豆奶茶(ホントウナイチャー)」。 ミルクティーに小豆が入っている飲み物なのですが、おしることミルクティーが合わさったような感じでしょうか。紅茶に砂糖の代わりに小豆が入っているんですよね。砂糖よりも風味が豊かになります。 最近、「発酵あんこ」が流行っていますが、発酵あずきでミルクティーを作ってみました。発酵紅豆奶茶です。

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ひよこ豆のテンペを使ったアレンジ料理帳

マレーシアのインスタ仲間と時々情報交換しているのですが、東南アジアの発酵文化が面白い。テンペを使った豆腐よう、まさに「テンペよう」や、テンペの干し肉もどきなど、その発想には驚かされます。テンペはマクロビでもよく使うのですが、東南アジアのテンペ料理はとても参考になってます。 私のバイブル「The book of Tempeh」 テンペは大豆だけでなく、いろんな豆でつくれるのですが、面白いのは、油を圧搾したあとのピーナツやココナツの残渣をつかったり、豆腐を作った後の「おから」で