Suicaインターネットサービスの終了

Suicaインターネットサービスが昨日(令和9月22日)で終了してしまった。
サービス改悪だなぁと思う。

1.ICカード式Suicaのチャージがネットで出来ない(VIEWカード所持者)

今後ICカード式のSuicaを使う人は、JR東日本の駅構内もしくは地下鉄や私鉄の駅にある券売機か、VIEWカードを持っている人はJR駅構内にある「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)でしか、ICカード式Suicaへの任意のチャージができない。

2.スマートフォン式Suicaで券売機のきっぷが買えない

JRもしくは地下鉄や私鉄の駅の券売機で買えるきっぷがスマートフォン式Suicaでは買うことが出来ない。
IC乗車券よりもお得なきっぷを購入する場合に、今まではICカード式Suicaのの残高で購入でき、VIEWカードからのチャージならJREポイントも付いていた。
地下鉄や私鉄沿線の利用者でJRでの運賃乗車がない場合。JRの駅に行かないとVIEWカードでチャージできない。

3.JREポイントのチャージがJRの駅に行かないと出来ない

ICカード式Suicaに貯まったポイントは、JRの駅にある券売機やVIEWカード持っている人は、「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)でしか、ICカード式Suicaへのポイントのチャージができない。

4.チャージ金額の単位が上がった

Suicaインターネットサービスでは、ICカード式Suicaに千円を超える金額をチャージする際には、1円単位のチャージが出来た。
スマートフォン式Suicaでは、500円単位の金額でしかチャージが出来ない。

5.Suicaの残高を使い切るのが容易ではなくなった

スマートフォン式Suicaの残高を使い切るには、スマートフォン式Suica残高+現金払いを認めるケースでしか残高を使い切ることが出来ない。
いちいちそんなことをするのは面倒。しかし、それでは永遠に端数が残り続ける。

6.最後に

Suicaインターネットサービスを廃止するのは、セキュリティーやコスト面を考慮してのことだと思うが、それに対する救済措置を設けないで廃止してしまい、利益優先とも取れる施策に転じてしまっている。

特にJR東日本は、いまや完全なる民間企業とはいえ、他の民間企業よりも高い公共性が求められる企業である。

スマートフォン式Suicaを券売機で使えるようにするには、券売機の改造の手間やコストを考えると実現的ではないとしても、せめて、スマートフォン式Suicaでしかネットチャージが出来ないようになるとしても、チャージ金額を1円単位には出来ないものだろうか。

サービスが悪くなることや歴史ある建物を取り壊すなど、何かと悪い意味で最近話題になるJR東日本は、果たして利用者の方を見ているのだろうか。