見出し画像

フィードバックのない世界

「褒められたいし、認められたい」
きっと誰にだってある思い。
これが全くない人に、私は出会ったことがない。

自分の行いを認めてもらいたい。
成果を出したら褒めてほしい。
「よく頑張った」と言ってもらいたい。

当たり前の欲求。
この欲求が満たされるかどうかで、成長のスピードが変わることだってある。

私は以前の職場で後輩の育成担当をしていた。
実務的なことを教えながら、いちばん気をつけていたのが、「褒める」こと。

人それぞれ覚えるスピードだって違うし、得意なことだって違う。
でも、「褒められたり認められたら嬉しい」という気持ちは誰にでも共通するもの。
だから。
いいところは必ず褒める。
できたことは認める。
それだけはいつも続けてた。

その日気づいたことはフィードバックして。
悪いところがあればそれも伝えなきゃいけない。
でもいいところもセットで伝える。
そうやって、相手のことを認めることで、相手の成長が見れるのはすごく嬉しかった。

気づけば売上やスキルが抜かれることなんてザラにあったけど(笑)

反対に。
フィードバックが全くない世界は。
とても苦しい。
誰も認めてくれない。
当然、褒めてなんかくれない。
成績を上げたところで、ただの数字としてしか扱われない。
私が今いるのはそんなところ。

ちょっと虚しいね。

そんな環境でも。
自分で道を切り開いていくしかないんだけど。

改めてフィードバックの大切さを理解できたことは、ある意味では必要な経験なんだと思う。

認めること。
褒めること。
職場でも、学校でも、家庭でも。
なんらか誰かからのフィードバックがあれば、人は少しでも成長できる。

フィードバックのない世界は孤独。
それを体験できたから、私は次にどこへ行っても、相手を認めることを大切にできる気がしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?