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佐藤、東南アジア行くってよ

ということで東南アジア放浪をすることにした。

具体的な内容は何も決まっていない。中国沿岸部、中国内陸部、ベトナム、タイ、北インド、南インドにそれぞれ1か月以上滞在して、その土地を感じたいなと思っている。なんでまた急に放浪しようと思ったのかと皆さん疑問だろうから、その理由をいくつか挙げていこうと思う。

1.院進も就職もしたくなかった

後ろ向きでダサい理由なので書きたくなかったけど書きます。

僕は京大農学部3年生だ。周りの人はだいたい大学院に行くし、僕も入学したころは院に行くものだと思っていた。しかし学部で3年間過ごした今、かなり致命的な気付きをしてしまった。

勉強が好きじゃないし、学問に興味もない。

はい。この事実を認めるのに2年ほどかかった。
目を輝かせて大学に入った佐藤少年が自信を喪失し、向学心を失い、スパイスにのめりこみ、鹿を解体するようになる過程は長いので今度書こうと思う。

僕は勉強が得意だったけど、自発的にするほど好きではなかった。学部の3年間で全然勉強しなかった。そして京大には「好きかつ得意」な人間がいっぱいいる。学問において自分は劣っている。それをしみじみ実感した3年間だった。

ということで大学院に行く選択肢は僕の中で無くなった。そうなると就活するかという話になってくるわけなのだが、それは嫌だった。
就職するにはまだ早いと全身が拒否していた。

なぜ就職が嫌なのか考えたら、答えは自然と出た。遊び足りないからだ。
子供っぽい理由で恥ずかしいが、京都での3年間はめまいがするほど楽しかったのだ。本当に。
毎日のように面白くて趣味の合う友達と遊べる。この環境から離れたくないのは自然なことだ(開き直り)。これが京都の、左京区の魔力だ。

心を左京区に囚われたまま就職しても、僕はいつか会社に行けなくなってしまう。その確信があった。ということでイニシエーションが必要だと思った。通過儀礼だ。東南アジア放浪というでっかい規模で遊び倒したらせいせいして、左京区から羽ばたける気がする。

2.彼女と別れた
はい。9月の下旬に別れました。

二年弱付き合って、少しづつ綻びが出始めて、そこからあっという間だった。我が強い僕と、輪をかけて強い彼女は本質的に相性が良くなかったと思う。ただあまりにも一緒にいて楽しくて、好きだったからそこから目を背けていた。

京都からしまなみ海道を通って、900km漕いだ。別れるか否かを漕ぎながらずっと考えて、テントの中でちょっと泣きながら考えて、淡路島に着いた頃には結論が出ていた。京都に帰ってきたその日に電話をして、別れましょうということになった。

無くなってしまった恋を今も緩やかに引きずっている。セブンイレブンを見ると揚げ鶏の小ささに憤慨していた彼女のことを思い出してしまう。
女々しいですね。

ということでセブンイレブンのない東南アジアに行く。彼女と別れたことで凧の糸が切れたというか、刹那的になっているところがある。
この捨て鉢な勢いを利用して海外面白体験をしてやろうという狙いだ。

3.現地の味を知りたい

この理由が一番わかりやすい。僕はインド料理をはじめとした異国の料理がたまらなく好きで、愛している。中国、タイ、ベトナム、インドとどこの国も最高においしそうだ。
旅に出る前にできるだけ各国の食への理解度を高めないといけない。理解度は高ければ高いほど食べた時の快感が大きくなるからだ。

食べ歩き、エスニック料理会に付き合ってくれる人を募集しています。
(写真はスリマンガラムのミールス。これを食べたことでインドに行く決意が固まった)

僕は商社に就職して東南アジアに配属されて現地でサバイブする未来予想図を漠然と描いている。その予行演習的意味合いもある。


という感じの理由があって東南アジア放浪をすることを決めた。長々と書いてきたけど、結局は面白そうで、行きたい!という衝動があるから行くのだ。

これからやることは無数にある。バイト、語学、写真の練習、料理などなど。でも全部やりたいことだし、ワクワクするのだ。順調に行けば来年の6月頭に出発できるかなと思う。

それまでたくさん遊んでください!助言も待ってます!!!




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