シングルマザー予備軍だった頃⑤
〇記録と証拠
当時私は、とにかく何か残さないといけないと思い
いわゆる大学ノートと言われるようなノートに
何年何月何日
こんな時にこんなことを言われてこう思った
何年何月何日
こんなことをされて悲しかった
というようなことを
ひたすら日記のように綴っていました。
時々今後どうしたいとこの時点では思っている
というまとめや年表も挟んだりしながら。
その後出てきたあんなものやこんなものも
写真に収めて保管していました。
いつ見つかって破られてもいいように
ノートも写メなどで友人に送っておいたり
写真も2枚ずつ現像して
友人に保管してもらっていました。
大事な証拠になるものなので
信頼できる協力者がいるならスペアは必ず
手元じゃない且つ相手と繋がっていない所に置いておくと
自分自身も安心できます。
※頼れる人がいない場合は
セキュリティのしっかりしたアプリなどで
保管しておくといいでしょう。
記録や証拠って一番は他人に証明して見せる為かもしれませんが
それだけじゃないんです。
されて嫌だったこと、言われて嫌だったこと
言葉にして表に出すことで
麻痺状態の心でも少しずつ気づいていけるんです。
『あれ?私ってこんな最低なこと言われているの??』
↓
『こんなことできるって人としてどうなの?』
↓
『いやいや、なんで私がこんなこと言われなきゃいけないの?』
渦中にいるとまだ洗脳が解け切っていなくて
“自分が悪い”からそう言われる、される。
という気持ちが残っていたりするので
書き出して、読み返して、ちゃんと自分に自覚させる
というのも、罪悪感など覚えずに離れるために必要なのです。
前回の④で、“奇声を発しながらごみ入れにナイフを…”など
わりとお恥ずかしい内容も書きました。
それを伏せておくことも勿論できました。
でもそれではただのいいとこどりで
自分だけがただただかわいそうな被害者だと
言っているようでもあり
それはなんか違うと思ったのです。
また、現在同じような状況にあって
こんな奇行をしている自分の方が
相手より精神的におかしいのかもしれない…と感じて
余計な悩みを増やしてしまっている人に
『あ、この人も同じ…』って
自分だけじゃないことを知って安心してほしい。
モラハラの仕組みについてのお話も
してしまう、されてしまう心理についても
ちょっと真面目だったり難しい書籍もあったけど
もう渦中を何年も過ぎて改めてそれを読んで
今ものすごく納得したりすごいと思ったり
もうそれ通り越して
気持ち悪くなりそうだったりもするけど
当時はちゃんと読めませんでした。
当時の私が欲しかったのは
書籍などには載っていない『共感』の部分でした。
どうかひとりにならないでください。
もういっそ自分ごと消えてしまえば楽かも…なんて
考えないでください。
そこを乗り越えて、全てが片付けば
大変なことも勿論沢山あるけど
あなたはあなたらしさを取り戻すことができます。
今の私のようにしょうもないダジャレで
周囲を凍らせながら
心から笑って過ごせる日々も手に入れられるんですから。
(最後のはいらないかしら…?)
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