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「スタンスを取る」とよく聞く職場で、PdMの私が大事にしている3つのこと

この記事は 10X 創業6周年アドベントカレンダーの12日目の記事です。
昨日はサポート部のokaeriさんが、「10X、馴染めるかな?」と思っていた私が「10X、大好きなんだけど!!」となるまでを公開しています🐰❤️‍🔥


プロダクトマネージャー(以下PdM)として入社して早7か月。
私は新規事業担当チームで、ネットスーパー専用の倉庫を持つ形態(センターモデル)にStailerが対応するための開発に取り組んでいます。

入社当初から、「この職場ではスタンスを取るという言葉をよく聞くなぁ」と思っていました。改めてスタンスの意味を調べてみると…

立場。態度。「記者としてのスタンスを問う」

『デジタル大辞泉』小学館

社内では、Bizdevなど対外交渉の文脈で会社としての立場を明確にする、という意味でよく用いられるように思います。

今取り組んでいる新規事業は、現在のStailerとの機能ギャップが大きく(仕様書にして数十件ほど)、
検討プロセスでは
①要求把握:Why なぜ必要か
②要件定義:What 何が必要か
③仕様策定:How どのように実現するか
を常にパートナー企業(Stailerを利用する企業)・社外のステークホルダー・社内で決める必要があります。まさにスタンスを取る場面が多い
普段意識していることもあるけれど、なんとなくやっていることも多いので、この機会に言語化してみようと思います!

PdMの自分が大事にしている3つのスタンス

1. 何よりも現場を知ることが出発点。

入社時はセンターモデル・物流に関して全くの素人だったので、パートナーの現場を見て業務理解から始めました。基本書をいくつか読んでから、現場を見る順番で進めていたのですがインプットとして良かったなと思います。
Why,What,Howすべての出発点はファクト!toCの体験においても、社内に蓄積されているN=1インタビューを見に行ったり、周囲のユーザーに話を聞いたりと一次情報を大事にしています。

庫内のピックパック・配送などオペレーションは現場を見て理解を深めます
(画像はイメージです)

2.決めるためのプロセスは”型”を持つ。「とあるスポーツの種目」だと捉える

私はプライベートの素のままの人格だと、ぶっちゃけ決めるのが得意ではありません。遠慮がち&先延ばしになることもしばしば…前職でPdMを担い始めた当初は、非常に苦労しました。
仕事だとそういう人格が出てくると大変困るので、「人ではなく、課題に対峙する」スポーツの種目だと思って”型”を持ちながら取り組んでいます。

”型”の一例:
課題と論点を整理して→選択肢とpros/consを整理して→理想状態と制約と照らすと→私はAという選択肢がいいと思っている。→ここまで準備して議論→複数の目線でより良い選択肢を探り、着地させる

当たり前だよ〜!という人も多いと思うのですが、もし決めるのが苦手な人がいたら参考になれば幸いです。そういう種目だと思いましょう。
(余談ですが、最近は仕事の人格がプライベートに染み出して、物事を決めやすくなりました。ヨカッタ)

3. 理想の大風呂敷を広げてから達成すべきラインを考える

検討にかけられるコストとセットですが、できるだけ理想状態を描いてから→削ぎ落とす考え方のプロセスを大事にしています。
10Xでは「Think 10x」をバリューの一つとして掲げていますが、将来的に汎用化した状態を考えたり、事業開発のメンバーから予期できるニーズを聞いたりしています。
未来を描きながら、ファーストステップを考えるのはワクワクします。
将来的な業務フロー・データモデルから逆算してエンジニア&デザイナーと議論するために、最近はこちらの本を参考に読んでいるところです。

全てのベースは信頼から🤝

3つ挙げてみましたが、共通するのは信頼関係がベースに成り立っていることだと思います。
現場を深く知るには、相手から学ぶ姿勢が大切だし、より良い納得解に到達するためには、フラットに議論できる関係性があってこそ。関係性を作るのは、普段の小さな1to1のコミュニケーションの積み重ねだなと思います。

特に自分の場合は、エンドユーザーの体験としてどうか?の観点に寄りがちなので、開発コストや事業全体で見た時のバランスをメンバーからフィードバックしてもらう機会が大事だな、と思っている最近です。

みなさんの大切にしているスタンスは?

上記を書いていて、他の人はどうなんだろう?という気持ちが湧き何人かに聞いてみたところ、個人のキャラクターが出ていて面白かったです。
(「フェアにやる 腹を割って話す」「チームの納得感の醸成に注力する」など。どなたでしょう…)

本人は無意識的にやっているけれど、他者から見て気づく特徴もありそう!
また、仕事をする中で他者に影響されながらスタンスは変わっていくものだと思います。振り返りも兼ねて見返すと面白いかもしれません。

最後に

他のPdMがどんなふうに働いているのか、気になる方はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

10Xではメンバーを募集していますので、「どんな感じで働いているか話を聞いてみたい」という方はカジュアル面談もぜひ!
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明日は事業開発本部の寺崎さんが記事を公開する予定です。いつも情熱に溢れているBizDevの寺崎さん、楽しみです❤️‍🔥

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