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「カメラ」じゃなくて「写真」の話をしよ

最近のカメラ業界

新機種が出るたびに「機能」「スペック」というその機材の能力に目が向く、それが売り方で、それが当たり前なので仕方ない。

近年の傾向的に、「写真 < 動画」への需要が高まったことも影響している。
N○konの最新機材の発表会がいい例。
内容のほとんどが「動画機能」の話で、コメント欄が玄人達で大荒れだった。ただここでは写真の話をしたい。

写真の話しをするにあたって

その人の目的によって選ぶスペックは変わってくるので最終的な落とし所は「撮影者の目的次第」って話になりそうなんですが、続けます。

リアルな今

そんなこんなで根本にある「写真」という表現に及ぼす差は、ほとんど話題に上がらない。

※ココらへんの話題で毎回炎上しているカメラマンさんがいるのですが、伝え方次第だろうなとすごく思います。全部間違っているわけではない、いい反面教師。

そんなことはさておき、たぶん表現に及ぼす差は、デジタルになったことでなくなってしまったんだろう。だから「写真」じゃなくて「カメラ(機械)」の話になる。

本編

ではその「いい機材」で「いい写真」は撮れるんだろうか。「写真」への価値観は人それぞれだから優劣をつけるわけではない。

けれど

いいカメラ = いい写真

では絶対にないとたくさん教えてもらいました。

「この素晴らしい写真はきっとNi○onの○9ですね!」「この写りはLe○caですね!」なんて気づく人、ごく少数かまぐれに近い。
経験上、「え、その機材で?」のほうが圧倒的に多い。

ある写真コンテストで賞を頂いたとき、使った機材を記載しないといけない時に、エントリーモデル×レンズキットだった20歳の私は大人からバカにされた。
私がまだAPS-Cとかフルサイズとか、大三元とかを知らない時代。
けどこの時に「写真の世界は機材で決まらない」と知ってしまった。

それを知った上でこんな話。

合計100万〜300万の機材を使う人
合計10万の機材を使う人。

前者は年間数「千万」の稼ぎ
後者は年間数「億」の稼ぎ

1回の仕事で後者の人は億単位を動かすことすら有る。
それが現実。

そこの差を生むのは「機材・カメラ」ではなく、「知識・経験」だと思う。

どちらもYouTubeをやっている人だが、チャンネルも特徴を表していて、前者は機材やスペックへの言及が多い。後者は「写真」の話をしてくれる。
あなたはどっちのチャンネルを見ますか?


いいこともあれば悪いこともある

そんな素晴らしい最新のカメラを使うことで還元される
失敗が少なくなる」のは最大のメリットでありデメリットだと思う。

失敗ときいて大抵はネガティブな感情表現を抱く。けど私は失敗をするから、研究して、考えて、悩んで次に活かせると思っている。

「理想」は、それに叶わない経験、いわゆる失敗をしているから生まれてくるものだと思う。

失敗をしたことで理想の「再確認」、現実の「位置確認」ができるから前者の気持ちは数日経てばポジティブな思考に変換されていく。

「失敗」を知っているから「成功」を知っている。「成功」を知ってから「失敗」を知ることは多分ない。

いい機材を使うことを否定はしない、むしろ経済を回してくれて企業に貢献していて素晴らしいと思う。

失敗写真

よくある質問とそれへの回答

「何買えばいいですか?」と聞かれたら答えられる自信がある。ただ、明確にあなたが表現したいものを教えてくれないと私は何も勧めることができない。
あとは身の丈に合わせること、無理はしちゃいけない、その道具のために生活を苦しくするのは経験上とてもよくない。多分その道具は手元を離れます。

まとまっていないまとめ

色々と話がぶっとんで最終的にマインド的な話も混ざったりで、とても良くないと思っています。

ただ、「いい」って思えるのは心と感情、マインド。

知識、経験と、それを表現してくれる「思い」は絶対に必要。最後シャッターを切るのは自分自身。

なんでそこで切ったのか、それを大事にすることが、デジタルとなった今のカメラでは大事だと思います。

失敗写真コーナー


露光ミス
露光ミス
自分の指いり


ピントミス

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