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『史上最強の哲学入門』(著者:飲茶)「ヘーゲル」を読んで。

こんにちは佐藤です。今日も飲茶さんの著書、
史上最強の哲学入門』を読んだ感想を書きます。
トップの写真は「ヘーゲル」です。

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 本書では30人の哲学者が紹介されています。
この30人を、毎回1人ずつを紹介しています。

第6回は「ヘーゲル
西暦1770年頃のドイツ出身の哲学者です。

 前回のカントで「真理とは人間にとってもの」
という大筋は示されました。しかし、
ではそこにはどうやって辿り着くの?
という方法は示されていませんでした。

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 そこで登場したのが、ヘーゲルです。
弁証法という真理同士を戦わせる闘争を経て、
「究極の真理」に辿り着く方法を考えました。

 ある人が「丸く見える」と言ったものを、
別の人が「四角に見える」と言ったとする。
そこでお互いの論理を戦わせた後、実は、
「円柱であった!」を導き出す。

真理→反真理→超心理
超心理→反超心理→超超真理・・・
そして「究極の真理」に辿り着く、と

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まとめ
・真理を戦わせて、より良いものを導く
・相手を否定せずに取り入れる
・アウフヘーベン、弁証法と言われる

 トップ画像の見た目も相まって、
本書でも豪快なエピソードのように書かれて
いましたが、内容としてはシンプルです。

 日本語では止揚(しよう)とも呼ばれます。
やっている弁証法(アウフヘーベン)は、
現代でもとても有名で合理的な手法ですね。

(565文字)


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