お世話や親切は、やりっぱなしが良い。

　今日は境野勝悟さんの『一休 禅の言葉』から、
「お世話や親切は、やりっぱなしが良い。」という言葉を紹介します。

世の中の評価など、すぐに変わる。

◇

ずいぶんお世話をしたのに、
何の感謝も示されない。
見返りを求めると、自身が疲れる。

今日褒めて、明日悪く言う、人の口
泣くも笑うも、嘘の世の中

世の中の評判というのは、
良くても悪くても、真実ではない。
人気者が一晩で、叩かれ役になったりする。

ならば、見返りを求めず、
親切はやりっぱなしにする。
褒められても、貶されても気にせず、
ひたすらに自分が信じる「良い事」を行う。

◇

No.5　「お世話や親切は、やりっぱなしが良い。」

一休「禅」の言葉: 自由に読む、自在に生きる (知的生きかた文庫)