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青年海外協力隊のナミビア生活、その23[ようやく授業という活動ができる、長かった、、、、]

ナミビアというアフリカ南部の国で理数科教師という職種で、青年海外協力隊の活動について日記を書きおこしている。ただし、2008年の話。


【5月11日】

-学校開始前日
学期と学期の間の、ターム休みの期間が今日で終わる。

明日から、ということで、いろいろ準備しだすとエンジンかかってくる。
自己紹介の内容だとか、生徒にどう話そうとか。
けれど、そのころには夜も更けて眠くなる。
明日やろ、明日。


【5月12日】
1月から日本国内で訓練があり、3月にナミビアに来て、4月はナミビアでの訓練をして、任地にきたと思ったら、学期休みで、ようやく、、、

-学校開始

朝7時に職員室に行ってみる。人があまりいない。
徐々に人が集まってくる。
ようやく会議が始まったのは10時半くらい。
歌とお祈りがあったり、基本的に校長先生が話したり。

わりとさくっとこの日は終わった。


-ご飯

ご飯を炊いてみた。鍋で。炊飯器はない。
それほど上手に炊けたわけではない。
ナミビアで手に入る中でもっとも日本のお米に近いものなので、それなりに美味しい。
カレーライスなり。

電子レンジないので冷凍するわけにもいかないし、残ったお米はどうしたものか。


-明日からの準備

明日からは試験問題の解説。学期の終わりにやった試験問題が、学期始まってから返される、という。生徒、忘れてるって。

今日、4クラス分の生徒のテストを渡される。
いいんだけれどね、いや、できるよ、ただ解説するだけなら。
でも、どの問題が間違えやすいとかさー、どの生徒はどこを間違えているとかさー、そういうのみたいじゃん。
今日渡されて明日じゃなー。

あと、平均点とか、他のクラスとか、いろいろ聞きたいことがでてくるんだけれど、先生方どっかいっちゃうし。
まー、しかたないねー。
全部 明日明日。

この日は、日記のデータが喪失。通信がうまくいかなかった。
通信環境がまだそれほどよろしくない。

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これが学校。砂地。外からすぐ教室。日差しはきつい。日陰は涼しい。
乾燥している。

【5月13日】

- 初授業

ということで、初授業の日。
なぜか、初回は体育だったりする。数学の教員なんですけどね。
でも、サッカーボールの場所がわからなくて、サッカーできず。
生徒に申し訳ないことをした。

基本的には自己紹介が中心であった。
若く見られるので、29歳というと軽く驚かれる。
料理が好きだ、というとやはり驚かれる。
もうなんでもいいのか。

あとは、テスト問題の解説。
こちらの生徒は、日本と違って、ぐいぐい答えてくれる。
答えすぎなくらい。
かたよってしまうので、順番に当てていった方が良いかもしれない。


初授業にしてはまぁまぁかなぁ。
今後が心配だけれど。まぁ、がんばります。


- 時間割

ちなみに、時間割は、平均すると、1日5コマほど。
1コマ40分。
7:30から連続で4つあって、10:10から30分休憩。
10:40からさらに連続で4つある。
間の休憩時間がないのでどうしても移動で3分とかロスしてしまうのだが。
つまり、40分授業じゃなくて、実質35分とかだろうか。

数学と、体育と、RMEという宗教道徳とでもいうのであろうか、その3種類をもつ。
体育は生徒が勝手に遊ぶらしいので、先生にとっては休憩のようなものらしい。

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