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青年海外協力隊のナミビア生活、その24[断水がひどい。女性活躍?。授業は上位層のため?]

ナミビアというアフリカ南部の国で理数科教師という職種で、青年海外協力隊の活動について日記を書きおこしている。ただし、2008年の話。

んで、ようやく授業という隊員活動ができるようになって、、、、


【5月14日】

- 授業2日目

試験問題の解説が続く。
テンポよく説明していくのが割と楽しい。
気がつくとあっという間の40分だ。
# とはいっても教室移動があるので実質35分程度だけれど。
# 授業と授業の間に、5分休憩とかがまったくないのだ。

生徒の反応が良い。
解説している側から、生徒が答えてくれる。
生徒を指そうとすると、すぐに5~6人手をあげる。
数えてないけれど、もっと多いかも。
手をあげながら、指パッチンまでして気を引くし。

端から、順番に当てていっても、なぜか手を上げる生徒たちも。
いや順番だってば。

ちなみに、Greade12のクラスからcomplainが。
もっと声を大きく、と、もっと授業速度を早く、と。
声の大きさはともかく、テストの出来はそれほど良くなかったじゃんかー。
速度早くしたら、ちっともわからなくなるのでは?と思うのだが。

日本での教育は、クラスの下位層(平均よりやや下)をターゲットとするが、こちらでは、上位層(平均より上)をターゲットとするようで。
生徒たち自身もそれに基づいているっぽい。

うーむ。


- Religious Moral Education

宗教道徳という授業がある。
日本では道徳にあたるだろうか。
でも、ちょっと違う。
シラバスや教科書をみると、哲学的な要素もあるようだ。
Who am I? だとか。
まるでソフィーの世界だ。

普通にやってもとても興味深い授業だけれど、内容はさらに先生次第のようだ。
1学期にやった内容を聞いてみると、、、
・日本語:グリーティング程度(おはよう、さよなら など)
・災害について:地震、嵐など
・日本のDVD鑑賞
・日本のクリスマスについて
など(これらは、私がくる前の、前任の協力隊員がやった、と)

日本語あいさつをみんなけっこう覚えていてかなり優秀々々。

とりあえずミニ日本語レッスンを軽くしたり、日本地図をかいてみたりした。
あと、要望を聞いてみた。
すると、普通に世界の宗教を知りたいようだった。
それと日本語も習いたいようだった。

今後、どのようにすすめていくか実に楽しみだ。
数学教師だけど、RME教師専任でも良いくらい?


- Water Crisis

断水が続く。
今朝の学校集会でも校長先生が言うほどに、学校中が止まっている模様。
私の住処としてはよく止まるようだけれど、学校中が止まるというのは、かなりレアみたい。(わたしは、学校のなかの、寮生が住むたてものの、監視員の部屋に住んでいる。言うても、2LDKって感じ)
でも、どうやら、水をなんとかしてくれ、と、ヘルプ文書を役所かどこかに送るみたいで、ひょっとしたらそのうちになんとかなるかもしれない。

目処が立つまで、節約して水を使わないとなー。いちおう水タンクをもっている。限りがある。
洗いものができないと思うと、なかなか料理する気がおきない。
サツマイモを買って芋ケンピの用意をしているのにナー。


【5月15日】

- 水道復活

朝起きたら、水が来ていた。
朝5:00くらいだ。
さっそく洗い物したり、手洗い用のタンクに水ためたり。
紅茶を作りおきしたり、5リットルペットボトルに水を貯めたりした。

生徒たちも置きだして使い出したら、トイレのほうの水が止まった。
リンクしていて生徒優先なのだろうか。
幸い、台所のほうの水は出てくれるので、それでしのげるだろう。
25リットルのタンクはまたあとで貯めよう。
今日は久しぶりに洗濯もしなきゃね。


- 教師の卵

昨日から、Ongwedivaという隣町から教師の卵が来ている。
今は学生だけれど、教師になるという人たちだ。10人くらい。
といっても、特にこれといって何もしてないように見える。
職員室で机かこって座っているのみ。
よく1日中待てるよなぁ。

そしたら今日、その教師の卵たちが、来週から教えるので、それをサポートする先生の発表があった。
しかも、今週は、卵たちが、サポート先生の授業をみるという。
本当に理由がよくわからないのだが、私が選ばれた。
Grade8を担当しているのが理由かもしれない。

さっそくこの日の最後にあったGrade8の授業を見られた。
テスト解説の進みがはやく、次のチャプターの用意をあまりしていなかったので、わりとぐだぐだなイントロダクションとなった。
完全にだめではないんだけれど。

スケジュール組んで授業の進み具合をコントロールしたり、用意をしていない私が悪いのだけれど。
そんな素性の知らない私に、見習いがついてしまって良いのだろうか・・・。
ちょっと明日の授業はがんばらねば。なので、今日の授業準備をかなりがんばらないと。

ちなみに、その見習いさんは女性。
数学の先生って女性が多いのかな? うちの学校の数学の先生は3人とも女性だし。
協力隊の理数科教師は9割がた男性なのに。
日本の数学の先生の男性ばっかだったと思うのになぁ。


- Exersice Book と Notebook

日本で言う、教科書とノートの、ノートのほう。
アメリカ英語ではNotebookといい、イギリス英語ではExersice Bookと言う。
で、ナミビアはイギリス英語。センターもCenterではなく、Centreだから。
なので、Exersice Bookを出してーと言ってみた。
そしたら、本当に演習用のノートブックが出てきた。
Notebookといえばよかったようだ。

しかも、その演習用のノートブックの使い方もようしらんし。
授業時間中に演習をやらせるためのノートなんだろうか。
丸付けされているし、、、。
宿題はまた別にプリントを用意すべきなのかな。
ノートを宿題にすると、チェックする時間を考えると、1日おきになるしなぁ。
他の先生に聞こうっと。


- 再び断水

授業を終えると(14時とか)再び断水になっていた。
前任者も断水のタイミングに翻弄されていたようだけれど、ご多分に漏れず私も翻弄されるようだ。


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