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全然キラキラじゃない採用サービス立ち上げの苦労話


当社は2017年6月に、採用係長をローンチしました。


それから約3年半が経過。
いや〜、色々ありました。

色々ありましたが、やっぱりコロナ。
中小企業向けの採用サービスということもあり、2020年の当初計画を大きく下回ってしまいました。

しかし2020年7月以降は、再び成長基調に戻ることができました。

これも、採用係長が採用サービスとして確立し、
一定のユーザー様にとって、不可欠なサービスになったからだと考えます。

そんな採用係長も、立ち上げ直後はいろんな苦労がありました。
今日はその一部をお伝えさせていただきます。

採用サービス立ち上げ経験者や、今まさに立ち上げている!という方、

 「あるある〜笑」

と思いながら、読んでいただければと思います。


機能が無さすぎる

採用係長の誕生秘話に詳しく書いていますが、とにかくお金が無いところから始まりました。
しかも、最近の東京スタートアップの様な

「元Googleのエンジニアと一緒にローンチしました!キリッ(`・ω・´)」

というキラキラローンチ✨では無く、SESのエンジニアさんに来ていただいて、試行錯誤しながら開発した、超スーパーリーンローンチです。

なので、最低限の機能でスタート。

ただし、見た目はキラキラしていないとトライアル登録もしてくれないので、表面はがんばりました。

まぁ、こんな感じですね。

スクリーンショット 2021-01-15 11.01.45

出典:VimeoApparences (4K)

ハリボテクラウドです(笑

そんな状況でも、登録していただける企業様には、
システムでなく、ヒューマンテクノロジーでフルサポートしました。

ヒューマンテクノロジーに期待いただいたお客様から、少しずつお金をいただき、成長していきました。


事例が無さすぎる

サービスが徐々に軌道に乗り出すと、見込みのお客様も増えて来ます。

そんな時に必ずと言って良いほど聞かれるのが、

「当社と同じ業界の成功事例って、ありますか?」

「あ、はい!あります。えっと、えーっっと(Chromeのブクマ探す)」
「あー、ちょっとドンピシャじゃ無いですが、近い業界の・・・」

という感じでした。

たとえば、鍼灸整骨院の見込み客に対して、歯科医院の事例を見せて、切り抜けていました(切り抜けられているのか?w)


他社とは違う、画期的な機能ありますか?!

すみません、無いです。。。

今となってはAIを使った機能も実装していますが、当時はハリボテを治すことで精一杯ですし、そもそもそんなスーパーエンジニアもいません。

しかし、目の前のお客様が「今必要なんです」という機能にフォーカスして開発をしていました。


サクラだろ!

これは辛かったですね。。。

応募者を集めることに価値がある採用サービスって、応募者が来て初めて認めてくれるんですよね。

なので、応募者がどうやったら来るのかは、プロダクト開発において常に考えていました。

そして、応募が来て、

「応募が来ました!」「面接して、採用できました!」

という連絡をいただくと、本当に嬉しいです(今も)。


しかし、採用係長はサービス業のアルバイト・パートの募集で利用いただいているケースも多く、中には応募者に連絡が取れなくケースもあります。

そんな時、お客様から

「どうせサクラの応募でしょ」

と言われることもありました。これは本当に辛かったです。

そもそも、サクラをする人手も無いですし、そんな事したら、社員が嫌になって辞めてしまいます。

もちろん、そんな想いで立ち上げたサービスではありません。

仮に、一時的にサクラで伸びたとしても、それこそハリボテの偽物サービス。そんなものが世の中に残れるわけがありません。

しかし、応募者に連絡が取れなくなるサービス。これはサービスとして未熟である他なりません。サービスとして欠陥ありです。

これについては、まだ道半ばですので、諦めずに改善していきます。


似たようなサービスが!

立ち上げ1年後くらいから、どんどん出て来ました。

それだけ参入障壁が低いということでもありますが、それにしても多くのサービスが出て来ました。

しかし、先に運用している者として、
「いくらシステムを作ったとしても、簡単に成功する分野では無い。中小企業の採用成功のために本気で取り組む想いと行動が無いと、上手くいくことは無い」
ということを実感していたので、ただ数が類似サービスが増えることに対しては恐怖はありませんでした。

また、競合が出てくることは、市場を一緒に広げてくれる仲間がいる、ということなので、良い側面もあるのです。


まとめ

この様に、採用サービスの立ち上げには、いろんな苦労(壁)があります。
それでも成長できる企業・経営者は、次の様な要素が必要なのではないかと考えています。

批判を真摯に受け止め、成長の糧にできる(ドM)
ただし、鈍感すぎるのはNG。
クレームを痛みとして捉え、解決しようと動かないといつか死ぬ。

類似サービスが出てきたら喜べる🎉
好敵手は成長の糧。

「短期視点」と「長期視点」の切り替えが苦でない
目の前のお客様も大事。
でも、将来の展望も大事。

まぁ、苦労を苦労と思わず、いかに楽しめるかがポイントだと思います。


こんな苦労がありつつも、日々の、
「お客様からこういうお褒めの言葉をいただきました!」
が何よりの癒しであり、喜びです。

この喜びをもっと沢山、増やすため、
チーム採用係長は頑張っていきます ^^

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