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【鮭ってなんでこんなに値段が違うの?】

鮭って安いし、焼くだけで良いし
お母さんの味方ですよね。

3切れで298円とか!?
1切れ78円とか!?

安いお弁当の中にも入ってるし、

鮭って安い魚!

ってイメージの方多いと思います。

でも、鮭って色々あるんです。

僕が見た最高値の鮭は
1切れ2500円でした。

ちなみに、魚進の鮭は
1切れ350円〜700円。

なんでこんなに値段が違うんでしょうか???
謎ですよね。。。

鮭ランキング(オレ調べ)

その謎を解くには、
まず主に食べられている鮭の種類を
格付けしてみましょう!


第1位 鮭児(白鮭)
第2位 キングサーモン(鱒の介)
第3位 時鮭(白鮭)
第4位 紅鮭
第5位 アトランティックサーモン
第6位 秋鮭(白鮭)
第7位 トラウトサーモン(虹鱒)
第8位 銀鮭
※仕入れ等の感覚です(汗)

主に食べられている鮭だけでも
8種類あるんですね
では、第8位の銀鮭から見ていきます。。。


《第8位 銀鮭》

スーパーや安いお弁当というと
この銀鮭が圧倒的に多いんじゃないでしょうか

銀鮭は流通している9割が養殖物
僕は天然の銀鮭は見た事ないですが。

銀鮭は成長が早い事もあって
養殖にむいてるみたいです。

日本、チリ、ロシア、カナダ、アラスカ
色んな場所で養殖されている事もあり
安く提供できるのも、その為ですね。

脂ののりは良く身質が柔らかいのが特徴。

まさに家庭の味方。

ですが、、匂いもあり旨味も無く僕的には
う〜ん…というもの。
だから、魚進には銀鮭がないんです。

※参考価格:1切れ100円


《第7位 トラウトサーモン(虹鱒)》

刺身サーモンというと
このトラウトサーモンが
主流なんじゃないでしょうか。

このトラウトサーモン。
実は養殖のニジマスなんです。

養殖物しかなく
チリ、ノルウェー、デンマーク等
銀鮭同様色んな場所で作られてるようです。

回転寿司等
安い丼物
スーパーのお惣菜
安いお寿司

等々の定番ですね

ですが、魚進は、
やはり養殖の魚は脂がどうも気に入らない。。。

旨みも無いし香りも好きになれないんです。

なので、こちらも魚進にはありません。

※参考価格:1切れ130円



《第6位 秋鮭》

天然物オンリーの産卵前の白鮭

秋に出回る事から
秋鮭の名称になったと思ってます。

卵、白子をお腹に抱えている為
栄養(脂)をそちらに注いでます。

その為、脂は少ないです。

ですが天然物の為、鮭の味が濃いです。

国産の鮭の味を安価に楽しむなら
秋鮭がオススメ。

脂が少ないから、油を使う料理…
ムニエルや揚げ物、コロッケなんかにしても
良いですね。


味があるから、
ちゃんちゃん焼きとか
石狩鍋とかパスタにしても美味しいです。

参考価格:1切れ250円



《第5位 アトランティックサーモン》


養殖のみの脂ののったサーモン👍

ノルウェー、チリ、カナダ
オーストラリア、スウェーデン等
色んな場所で作られてる
アトランティックサーモン。

日本では、
トロサーモンの商品名で親しまれてるのかな。

回転寿司、安い丼物
スーパーで扱われる事が多いです。

こちらも養殖だから、
脂多いし、脂の香りが苦手なんですよね泣。
その割に旨味がすくないし。。。

なので魚進では扱わない魚です😭

参考価格:1切れ200円



《第4位 紅鮭》


魚進で定番で置いてるのは、この紅鮭。

天然物オンリーで、
アラスカ、ロシア、カナダ、日本で捕れる鮭。

でも、日本の紅鮭とか見たことないです。
…いや、1切れ2500円の鮭が
紅鮭だった気もします…

国産があったら超高級品
順位は第2位かなぁ。。。

ちなみに魚進の紅鮭はロシア産の塩分2.8%。
塩分がちょうど良く、
脂ののりも程よく、身質も良いんです。

焼くだけで、
白米に最高にあうご馳走になります。

魚進の売れ筋堂々のNo.1です!

参考価格:1切れ350円
(国産の場合は1切れ2500円)



《第3位 時鮭》


天然物オンリーの春〜初夏に捕れる白鮭

程よい脂のりと
身質の柔らかさ
上品な旨味
柔らかな皮🤤

どれをとっても上質な鮭です。
鮭の中では高級品。

そして、個人的に大好きな鮭。

西京焼き、最高に美味いです。

魚自体が上品な美味しさをまとってるので
シンプルに旨みを引き出したいですね〜。

参考価格:1切れ500円



《第2位 キングサーモン(鱒の介)》


8割が養殖の高級品✍️

アラスカ、カナダ、チリ、北海道で捕れますが
北海道産はなかなか入りません😂

流通してるのはほぼ外国産。
たまに天然の北海道産があるので、
その時は魚進でも入れることがあります😆

そして、名前の通り
鮭の中ではトップクラスの大きさになる鮭
脂ののりもピカイチ。

魚自体がしっかりしてるので、パンチのある調理法にも対応できるオールマイティな鮭です👍

参考価格:1切れ700円



《第1位 鮭児》


知る人ぞ知る、超超超高級品

白鮭なんですが
1万尾に1尾か2尾しかいないと言われている
幻の白鮭です。

これだけ聞いても
ヤバい感じがビシビシ伝わってきます汗。

産まれてから3〜4年の若い鮭に多く
脂肪分は20%〜30%と驚異的!
(魚だと脂肪分10%でもブランド魚に
認定されている魚種もあります)

1度だけお客様にいただいた事があり
ルイベで食べたのですが
もう鮭ではない何か😭

全くの別物のような美味しさでした🤩

10年以上前の事ですが
今でも忘れられません。。。

半冷凍の状態で口に入れると
最初は冷たく味がしないのですが
口の中の温度でどんどんほどける様に解けてきて
徐々に口中に上品な甘味・甘味が広がるんです。

いやー、本当に美味しかった。

あれから1度もお目にかかってないけど。。。泣

参考価格:1切れ5000円


《まとめ》


という事で
僕の独断と偏見が大量に入り混じってますが
こんな感じの格付け&説明、いかがでした?


比較的、安価で提供されてる鮭は
養殖が盛んなようですね。

秋鮭に関しては
脂ののりに問題がある他
筋子や白子で儲けられるので
安価に出回るという理由もあります。

第4位の紅鮭より上位は
安さなど微塵も感じさせない高級品
値段の差は、こういうところから来てるんですね。

鮭児なんかは
1尾10万円とか値が付くらしいですからね汗。
とてもじゃないけど手が出ません。

《魚進のオススメ》


色々と書きましたが
魚進のオススメは
やはり天然物の紅鮭‼️

出回るものは
大抵外国産ですが
やはり天然のものは旨味が違います。

養殖の鮭は、
脂に臭みが感じられて、
味に深みがないんですよね。。。

あまりに安いのも、なんだか不安だし。


というのも、養殖の魚は病気にならないように
エサと一緒に抗生物質のような薬
与えるという話を聞いた事があります。

そして、実際にお客様に抗生物質アレルギーの方がいて、養殖魚を食べると大変な事になると、魚進に来ては天然物のみを購入されていました。

なので
そこそこの価格で、美味しさはピカイチ!

そんな天然物の紅鮭を
魚進はご用意している訳です。

《何故、高いものは高いのか?》


冒頭に書いた1切れ2500円の鮭は
勉強の為にと購入し、焼いて食べました。

確か、国産の紅鮭だったと思います。
空覚えなのですが。。。

美味しいのは当たり前ですが、
何故2500円なのか。。。

原価が高いのはもちろんなのですが
何も調味せずに焼いたにも関わらず
若干の塩気がありました。

きっと、脱水の為に全体に薄く塩をし
そのお店が美味しい!と
感じる水分量まで脱水した後
切り身にして提供
していたのかな…と
思います。

冷凍物をただ切ってもらって
安く手に入れる1切れも良いですが
人の手(熱量)が関わった
思いやりのある1切れ
もまた良いですね。

前者はモノをいただくような感じがし
後者は命をいただく…背筋が伸びるような
感じがします。

もちろん
冷凍の魚を気持ちを込めて切って提供してれば
そこには熱量があり美味しく感じると思います。

ですが、そこは、お店との信頼関係も
影響してくると思います。

信頼できる人から買う事
究極のオススメはコレです。

魚進は、熱量のこもった本物の魚を
比較的手の届く範囲で
お客様に提供できるよう心がけております。

これからも精進です。

稚拙な長文でしたが
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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