見出し画像

思い出そう。たった2年前、原油先物がマイナスだったことを。今年絶好調のシェブロン「CVX」の株価、四半期業績チャートから今後を考察する【米国株長期投資】

2022年はインフレ基調で、原油価格高騰、石油株バク上がりのトレンドですが、たった2年前、原油価格がマイナスの価格をつけました。

“ニューヨーク・マーカンタイル取引所で取引されているWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物価格は4月20日、一時1バレル=マイナス40ドル32セントをつけました。その後はやや水準を戻したものの、結局、マイナス37ドル63セントで取引を終えました。原油先物価格がマイナスとなるのは、史上初めてのことであり、異例の事態といえます。” 

引用:2020年4月22日 三井住友DSアセットマネジメント 記事より
シェブロン「CVX」株価・四半期EPS推移チャート

原油先物価格がマイナスという異例の事態ですから、当然株価は売り込まれ、株価は純資産価格を割り込む水準となりました。その後1年間は業績低迷、株価低迷局面がつづきますが、2021年3月ごろから株価と業績が持ち直し始めます。

株価は、一株あたり純資産価格の約70ドル近辺をうろうろしていたころから比べると、倍以上となっていますが、業績の伸びがさらにすごいので、薄緑色の領域に株価のローソク足が隠れてしまっています。直近、2021年12月期年次決算時のPERは、14.42倍でした。

また、この会社も株主還元に積極的で、2020年12月期は業績が悪かったにも関わらず、一株あたり配当5.16ドルを支払っています。ただし配当性向は、マイナス174%とかなり無理しています

2020年の最悪期を除き、営業キャッシュフローは、10%台から20%前半を記録しており、じっちゃまの推奨基準(*1、最低でも15%以上)を何とかクリアしています。

今後、好調な業績を維持して、それに株価がついていくのか見極めたいところですが、戦争のことなど、不確定要因が大きいので、難しいところです。現時点では、バイオテクノロジーセクターの方が魅力的に感じます。

シェブロン「CVX」株価・四半期EPSチャート
https://www.tenq.cc/stocks/CVX   
直近5年間の配当情報等を確認できます。

*1 じっちゃま自身の投資経験から生まれた法則!「営業キャッシュフローマージンが高い銘柄を買え」なぜなら買うタイミングを間違えても助かることが多かった!
https://youtu.be/RkzvPAiI07Q?t=42

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?