拒絶に耐える勇気

実はこれ、毎日感じることです。

私は出向の身で、依然、会社員な訳ですが、日々Idea OwnerとしてPotential UsersからのFeedbackを得ることは、今までに経験したことのないとても直接的な遣り取りなんです。

自分のアイディア=自分自身という側面が大きい為に、インタビューや実験の結果次第では、深く傷付くことがあります。

自分と言う生身の人間と、プロジェクトの間に上手く線引きが出来いないことが多く、聴取した結果をどうやって受け入れるべきか、深く悩むんです。

言葉で表現し辛いのですが、心の中で、どうしても、Overly Reactしてしまうというか。なので、以前のYC動画でも触れられていた「自分の気持ちを盛り上げてくれるMotivator(s)」に定期的にコンタクトしたりして、自分のMental Conditionを保つ努力が結構重要だと心から感じます。

飽くまでサラリーマンであり、Intrapreneurな訳でなので、本当のEntrepreneurの厳しさを想像すると考えさせられることは多いのですが、兎に角、本Videoでも触れられている、Ego Protectionの部分は本当に本質的な話しで、心から共感してます。

###(Satoshi’s take-away)

  • 膨大な時間を費やして無駄な機能を付加するようなことを未然に防ぐ為には、顧客と話す必要がある。

  • Start-upにとって一般的なアンケート調査はValuableでない。Micro OptimizationやFundamental Truthを探るのとは異なり、Start-upにとっては、もっとHarsher & Harderに実際にお金を支払ってくれる人を探すとか、毎日使ってくれる人を探すというレベルでの調査が必要。

  • Air BnBのケースで初期にFounder自らが現場に出向き、顧客物件の写真を撮りUploadしていた時期に、とある男性が写真を痛く気に入って、「自分は過去10年以上、自宅の空きスペースを貸しており、様々なPlatfomsを使ってきたので、各Platformの良し悪しを纏めたNoteがある。見たいか?」と。

  • 彼に、もし一般的なアンケートを送付してたら、そんなValuableな情報は得られなかったはずで、当時は自分の家の空いたスペースを貸すという文化すらなく、価値観が全く異なる状況下で、尚更アンケート調査は機能しなかっただろうし、Negativeな結果すら、あり得る環境だったはず。

  • Justin TVからTwitchに移行したとき、Users(Video Game Streamers)の意見を聞くことにした。同時点で、既に考え得る殆どの全ての機能(チャット、メッセージ、SNS Feed、Embedding、Sharing機能等々)を搭載していたが、Userからの要望は、驚くべきことに、もっと良いQualityでGameをStreamしたという極めて単純なものだった。

  • 彼らはPCに多額の投資をし、高額のWiFi環境も整えたのに、HD Gameの質が悪過ぎるというのが最大の問題だったのだ。チームスタッフにとってはショックキングな発見だったが、後で考えると極めて当たり前の話で、その時点で既に5年もJustin TVを運営しており、自分達は「プロ」だと過信していたが、そのようなUserの要望を全く理解してなかった。チーム内で勝手にBrainstormingするんじゃなくて、Usersと深い会話をすることが重要。

  • 人間皆、愛されたいという強い感情をもっているが、起業してUsersと対峙すること=このEgo Protectionが崩れるという切実な問題に必ずぶち当たる。

  • 拒絶されても、果たして自分は平気でいられるか。自分達の重要な仮説を本気で試そうとすると、Egoがズタボロになる。また、投資家が離れる、チームが崩壊する等心配で、そもそも仮説を確かめようとしない起業家すら数多く存在する。

  • 一般的に科学者は結果に対してDispassionateであるし、起業家もそうあるべき。ただ、とっても嫌な気分になるのは間違いないから難しい。

  • 起業するとはそういう言った、嫌な気持ちになることも含めて Signed up したと言うこと、そんな受け入れがたい批評を食らったとしても、Productiveで居続け、Scientific Resultに集中できることが重要。

  • 大企業で働いていると気が付かないが、いつも守られている。ひょっとしたら15ぐらいの組織という分厚い層によって外界(世の中)の強烈なFeedbackを受けずに済んでいる可能性すらある。

  • 起業家には、そんな都合の良いFilterなど存在せず、どんな強烈な風雨も自ら受けて行く覚悟と準備が必要。そもそも完全にUnfilteredの世界であり、起業家として自分自身がそれを受け入れる必要があるという実感がなく、精神的な準備が出来てないケースが多々ある。

  • 一方で、自分の目で「本当の世の中を見る」ことは、とても楽しいことである。

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Successful Founders Are OK With Rejection – Dalton Caldwell and Michael Seibel
https://www.youtube.com/watch?v=zB_SkaERWZY


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