映画の邦題の付け方
最近の邦題は「直訳」が増えていると思う。
1/19、「The Zone of Interest」の邦題が「関心領域」として発表された。
本映画はアウシュビッツの凄惨な環境についての関心の及ばなさ、人間の無意識な残酷さが描かれるものと思っているが、この邦題だと若干伝わりきらないのではないかと感じた。
ただ攻めた邦題をつけると炎上する気もするので、守りのタイトルになるのは分からなくもない。
私が広告担当だったら
「関心が及ぶ範囲」
「平穏と残虐」
「隔離された残虐」
などから考えるだろうか。
自分で考えてみると、難しいものである。
※anatomy of a fallの邦題「落下の解剖学」は直訳だが、あまり違和感を感じなかった。
どちらもカンヌ国際映画祭の受賞作品である。
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