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ウルトラセブンと新島襄

ウルトラセブンで関西ロケが行われたエピソードがあります。神戸や阪神間を中心にロケが展開されました。「ウルトラ警備隊西へ」(前後編)です。このタイトルは当時「〇〇西へ」という邦訳で西部劇が流行していて、その影響があると考えられます。一部に西部劇のシェーンとウルトラセブンの関係も指摘されているみたいですし。

このエピソードにぺダン星人が操る合体ロボットが登場します。放送当初は単にぺダン星人のロボットで名前はなかったのですが、後にキングジョーという名称で呼ばれます。キリスト教と関係の深いところでは物語の冒頭に教会が登場します。カトリック芦屋教会がロケ地です。

六甲の防衛センターとして登場する建物は京都の宝が池にある京都国際会館。建築家の大谷幸夫の設計で、1966年に竣工されたものでした。大谷幸夫の師匠がクリスチャンの丹下健三という関係性です。当時の初代館長は高田義三。この方もクリスチャンでした。高田義三の父親が、中村英助という商人で、同志社の新島襄の下で学び、洗礼を受けている人物。そういう意味ではウルトラセブンと新島襄はつながっています。

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