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117系引退

教会の仕事の関係で頻繁に山陽新幹線に乗る。岡山駅での発車予告音が、ある世代の人には懐かしいゴダイゴの「銀河鉄道999」だ。もちろん999号は松本零士の漫画の架空の列車?なのだが、「銀河」の名のついた列車はJR西日本に実在する。「ウェストエクスプレス銀河」という夜行列車だ。

先日、国鉄時代に製造された117系という車両がラストランを迎えたことが話題になっていた。JR分割後は、JR東海と、JR西日本に渡った。最後まで走っていたのが、岡山エリア。黄色い塗装の列車で、地元の方にはおなじみだろう。では、117系には二度と乗れないのかというとそんなことはない。「ウェストエクスプレス銀河」という列車は、117系を改造した列車で、これからも走り続ける。関西から山陰を巡るルートや、南紀を巡るルートなどが設定されている。予約が必要だが、以前、松江でたまたま停車しているこの列車と遭遇して感動した。

おそらく「ウェストエクスプレス銀河」は、かつて東京、大阪間を走っていた寝台急行「銀河」の名前を継承したものだろう。2008年のダイヤ改正まで走っていた。ネーミングが紛らわしいのだが、「天の川」という寝台急行もかつて走っていた。上野、秋田間を新潟経由で結んでいた。名称は松尾芭蕉の名句からだ。「荒波や佐渡に横たふ天の川」。1985年まで走っていた。

例によって西村京太郎氏が、急行「天の川」の運行上の特徴と車両の特徴を利用したトリックを考案していたのを思い出す。

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