見出し画像

全世界で829人しかいないGenerative AI Testの合格者です

ChatGPTの公開から1年

2022年11月30日にChatGPTが公開されてから今日でちょうど1年。
今年はChatGPTの登場が世界を揺るがし、生成AIブームは今後もさらに続き、人類社会にとっていろんな意味で大きな存在になっていきそうです。

タイトルを見てクスっと笑える人、あるいはアホかっ!と呆れる人は結構な事情通かも(^^;

そんな中、今年の6月に行われたのがタイトルのテストです。生成AIについてのリテラシーを問うテストってことですよね。こりゃ受けるしかない!と受けて無事、合格。

で、今週あるところでたまたま軽めの自己紹介を書く機会があって、ChatGPT、Bing、Bardなどの対話・創造型AIとの対話を楽しんでます、と書こうとして気づいたのが、上記の合格者数。同じJDLA(日本ディープラーニング協会)が行っているG検定は同じ時期までに累計合格者数が約7万人いるので、そのうち結構な割合の人・・・数千人とか、1万人以上とか・・・が受けても不思議でないような気がしたのですが、実際はあまり認知されていなかったのか、受験者数1122名、合格者数合格者数829名、合格率73.9%・・・どちらかというとエンジニア向けの「E資格」の受験者数と似た規模だったようです。

一大ブームの割には受験者数はそんなに多くなかったんだな、、、そう思いながら頭の中のイタズラ心がひらめきました。「てことは、『今のところ』829人しかいない合格者、って言えるぞ」と。事情を分かってる人が見るとアホか、と笑うことでしょう。「全世界で」ってどう見ても大げさだし。
でも、このテスト、G検定と同じでネット環境があれば自宅でもオンライン受験できるし、海外からでも受験できる。だから全世界で、というのもあながちウソじゃない。

12月2日には第2回のGenerative AI Testが行われるようなので、こんなハッタリまがいのことが言えるのもあとわずか...ということで、ChatGPT1周年の今日、全世界で一体何億人の利用者がいるのか知りませんが、そんな一大ブームの中、まだわずか829人しかいない合格者の一人です。はい。

ちょっとだけ、真面目なことも書き残しておきます

朝、NHKのおはよう日本で。「ChatGPT 公開1年 課題は」というニュースで、冒頭「質問を入力すると、自然な文章で回答を作成できる生成AI"ChatGPT"が公開されてから、30日で一年となります・・・」と紹介。うーん、、間違いではないのだろうけど、「質問すると回答するもの」という扱い方には違和感を感じずにいられませんでした。ChatGPTとの間で行われるやり取りにはもちろん、質問と回答もあるのだけど、それがChatGPTを代表するもの、と言えるのだろうか。
「質問」という行為は、何かわからないことについて正解を問いただすという性質のものだと思うので、だからこそ回答が適切でなかったときに ことさら、「間違った回答をした」ことが取りざたされるのかもしれません。

私も、「ChatGPTでいろいろ検索してみたけど回答が間違っていた。だから使い物にならない」と断じてしまう人の話を聞いたことがあります。質問に回答する道具、検索して調べる道具、と捉えていると、LLMが何者か、見誤ってしまうんじゃないかなと思うのです。「人間と自然な言葉で対話をつづけることができる存在。対話なので、人間同士の対話と同じく、不正確なことも、勘違い・誤解に基づくやり取りも含まれうるし、作り話だってできる。」これがものすごい勢いで世界中に広がった大きな要因なんじゃないかと思うんですよねぇ。 じゃ、NHKニュース的にはこの場合どう表現するとより適切なんだろうか・・・語数の制限もあると思うので例えば
「問いかけを入力すると、自然な言葉や文章で応答する生成AI"ChatGPT"」とかですかね。
ともあれそんなこんなで私は今のところChatGPTたちのことを「対話・創造型AI」と呼ぶことにしています。ChatGPTたちと対話しながら考えついたものです。興味を持っていただいた方は下記の記事をどうぞ。

ChatGPTやBing,Bardのことを、なんと呼ぼうか...|SATOSHI (note.com)

ChatGPTやBing,Bardのことをなんと呼ぼうか...GPT4とBardにも相談してみた|SATOSHI (note.com)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?