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ChatGPTやBing,Bardのことをなんと呼ぼうか...GPT4とBardにも相談してみた

GPT-4とBardの登場

言葉で対話できるAIさんたちのことを何て呼ぶのがいいのだろうか、それも、従来からわりと知られてるであろうSiriやAlexaとの違いもなんとなく分かるような形で…とChatGPTさん(GPT3.5)とBingさんに相談してみながら考えたのが
  SiriやAlexa:    応答・情報提供型AI 
  GPT系:      対話・創造型AI
こうすれば、ある程度分かりやすく呼び分けることができるんじゃないか、というのが前回の結論。
ChatGPTやBing,Bardのことを、なんと呼ぼうか...|SATOSHI (note.com)

そこから2か月の間に、ChatGPTはGPT-3.5ベースだったものにGPT-4ベースのものが加わり、BingもGPT-4を利用していることが公表され、Googleも自社で開発してきたLaMDAを利用したBardを一般公開した。そこで前回と同じ相談を最新のChatGPT(GPT-4)とBardでもやってみよう。質問は基本的に前回Bingに対して行った時の問いかけの文をほぼそのまま使用。冒頭の問いで「一般読者向けの新聞記事に書く時」という設定により、比較的広い年代層の非専門家を対象に、正確さとわかりやすさのバランスを伴った表現を提示してもらうことを企図した。
まずはChatGPTさんから。

ChatGPT(GPT-4)との相談

SATOSHI(私)
ChatGPTやNotion AIなど最新の対話型のAIをどう呼ぶのが良いかのについての相談です。従来からの、SiriとかAlexaみたいなのと、今の新しいやつを、たとえば一般読者向けの新聞記事に書く時に、どう、呼び分けると良いでしょうか。アイデアお願いします。

ChatGPT(GPT-4) 以下GPT-4
対話型AI技術は、その能力と適用範囲によりさまざまな方法で分類することが可能です。SiriやAlexaのようなAIは、一般的に「音声アシスタント」や「スマートスピーカー」などと呼ばれます。これらは特定のコマンドを理解し、音声によるインタラクションを通じて簡単なタスクを実行することを目的としています。

それに対して、ChatGPTやNotion AI、BardのようなAIは、ユーザーとの深い対話を行い、より複雑な質問に答えたり、長文の生成を行ったりすることができます。これらは「対話型AI」、「高度な対話型AI」、「文脈理解型AI」、「文生成型AI」などと呼ぶことが適切かもしれません。

ここで重要なのは、これらのAIがどのようなタスクを達成するために設計されているのか、その能力がどのように異なるのかを明確に伝えることです。たとえば、音声アシスタントは日常的なタスクの自動化や情報の即時アクセスに役立ちますが、対話型AIや文生成型AIは、深い対話や複雑な質問の解答、さらには文章の作成に対して優れたパフォーマンスを発揮します。

なお、新聞記事に記述する際は、初めて聞く読者も理解できるよう、これらの違いを簡潔かつ明瞭に説明することが重要となります。例えば、「対話型AIは、ユーザーとの対話を通じて複雑な問題を解決する能力を持つ、最新の人工知能技術です。これに対して、音声アシスタントは、特定のコマンドを理解し、簡単なタスクを自動的に実行するAIです」といった表現が考えられます。

SATOSHI(私)
なるほど、、、でも「音声アシスタント」だと、たとえば、エアコンがリモコン操作に反応して「ただいまの温度はXX度です」と音声ガイドするようなものも含まれる印象があるんですよねぇ。「スマートスピーカー」はハードウェアを想起してしまうので、わかりやすく呼びかけるという点では今一つかな。最近の「対話型AI」、「高度な対話型AI」、「文脈理解型AI」、「文生成型AI」との対比を意識して、SiriやAlexaのようなAIについて「XX型AI」みたいな呼び方をするとしたら、どんな呼び方が考えられるか、もう少しアイデア出せそうだったお願いします。
GPT-4
理解しました。音声アシスタントやスマートスピーカーといった用語は実際には広範な概念をカバーし、またハードウェアを連想させる可能性もありますので、より具体的な「XX型AI」の命名を考えてみましょう。それぞれのAIの機能や特性に基づいて、以下のような名前が考えられます:

コマンド型AI:SiriやAlexaは特定のコマンドを理解し、それに対する応答を生成します。彼らはユーザーが直接与えた指示に基づいてアクションを実行します。

タスク指向型AI:これらのAIは特定のタスクの実行に特化しています。情報の検索、音楽の再生、天気のチェックなど、ユーザーからの具体的なリクエストに応じて行動します。

レスポンス型AI:これらのAIはユーザーからの質問や要求に対するレスポンス生成が主な機能です。彼らはユーザーとの対話を通じて情報を提供します。

短文対話型AI:これらのAIは主に短いやり取りを行います。ユーザーの質問に対する答えを生成したり、特定のコマンドに対するアクションを実行したりします。

これらの名称は、それぞれのAIがどのような役割を果たすのかを明確に示しています。ただし、これらは提案の一例であり、現実のAIの能力や特性を完全にカバーしているわけではない点をご理解ください。これらのAIは日々進化しており、新しい機能や能力が追加されています。そのため、AIの種類や名称を定義する際は、その進化と多様性を考慮することが重要です。

SATOSHI
ありがとう! では、新聞・雑誌の記事などでは対比的に使われることが多いことをふまえて、今挙げてもらったアイデアの中で従来からのやつと今のやつのコンビネーションを2つか3つ、お勧めしてもらえますか。
GPT-4
理解しました。以下に、従来型AIと新型AIを対比的に使うための用語の組み合わせをいくつか提案します。

  1. 「コマンド型AI」と「対話型AI」:

    • SiriやAlexaのような「コマンド型AI」はユーザーからの特定のコマンドに対応するために設計されています。一方で、ChatGPTやNotion AIのような「対話型AI」は、より複雑な質問に対して深い対話を通じて答えを提供することが可能です。

  2. 「タスク指向型AI」と「文脈理解型AI」:

    • SiriやAlexaは「タスク指向型AI」で、特定のタスクの実行に特化しています。それに対して、ChatGPTやNotion AIは「文脈理解型AI」であり、ユーザーからの入力を理解し、それに基づいた適切な応答を生成する能力があります。

  3. 「短文対話型AI」と「文生成型AI」:

    • SiriやAlexaのような「短文対話型AI」は主に短いやり取りを行います。一方で、ChatGPTやBardのような「文生成型AI」は、ユーザーからの入力に対して長い文章を生成する能力を持ち、より複雑な情報提供や創造的なタスクに対応します。

これらの組み合わせは、従来型AIと新型AIの主な機能と使用目的の違いを明確に示すことができます。読者にとってこれらの違いを理解するための良い出発点となるでしょう。
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だいぶいい感じになってきた。毎度感心するのは「従来からのやつ」「今のやつ」みたいな雑でくだけた言い方でもちゃんと理解して対応できること。こういうところが心地よくて、また人間に衝撃を与えているところなのだと思う。
で、これをヒントに考えるとしたら、、
・従来からのやつ: 短文応答型AI
・今のやつ:    会話文生成型AI
とか、いいかもしれない。
ではお次はGoogleがリリースしたBardさん

Bard(Google) との相談

SATOSHI
ChatGPTやNotion AI、Bardなど最新の対話型のAIをどう呼ぶのが良いかについての相談です。従来からの、SiriとかAlexaみたいなのと、今の新しいやつを、たとえば一般読者向けの新聞記事に書く時に、どう、呼び分けると良いでしょうか。アイデアお願いします。

Bard
一般読者向けの新聞記事で、従来型のチャットボットと最新の対話型AIを区別する際には、以下のアイデアが考えられます。

  • 従来型のチャットボットは「音声アシスタント」や「スマートスピーカー」と呼び、最新の対話型AIは「大規模言語モデル」や「会話型AI」と呼ぶ。

  • 従来型のチャットボットは「Siri」や「Alexa」などの特定の製品やサービスの名前で呼び、最新の対話型AIは「GPT-3」や「LaMDA」などの技術の名前で呼ぶ。

  • 従来型のチャットボットは「人々の質問に答えたり、タスクを実行したりできるコンピュータープログラム」と説明し、最新の対話型AIは「大量のテキストデータでトレーニングされたコンピュータープログラムで、より複雑な質問に答えたり、創造的なコンテンツを生成したりできる」と説明する。

最終的には、最も適切な呼び方は、ターゲット読者や記事の目的によって異なります。

SATOSHI
なるほど、、、でも「会話型AI」だと、一般の人は、SiriやAlexaだって会話型AIだから同じでしょ、と誤解しそうです。また、「大規模言語モデル」や「GPT-3」「LaMDA」は専門家じゃないとわからないですね。3つ目の説明文での区別はなるほど、と思いましたが、新聞記事などに繰り返し書くのには向いていないので、両者を短く呼び分けたいところです。どんな呼び方が考えられるか、もう少しアイデア出せそうだったらお願いします。
Bard
ご指摘ありがとうございます。確かに「会話型AI」という用語は一般的に使用されているため、SiriやAlexaなどの従来型のチャットボットと最新の対話型AIの両方に適用される可能性があります。また、「大規模言語モデル」や「GPT-3」「LaMDA」などの用語は、専門家向けの用語であり、一般の人には馴染みがないかもしれません。

新聞記事で両者を短く区別する方法としては、以下のような方法が考えられます。

  • 「従来型のチャットボット」と「最新の対話型AI」:この用語は最もわかりやすい方法であり、ターゲット読者にとって最も意味のある方法である可能性があります。

  • 「第1世代のチャットボット」と「第2世代のチャットボット」:この用語は、従来型のチャットボットと最新の対話型AIが時間の経過とともにどのように進化してきたかを示すため、より技術的な方法です。

  • 「SiriやAlexaなどのチャットボット」と「ChatGPTやNotion AIなどの対話型AI」:この用語は、特定の製品やサービスの名前を使用するため、より具体的な方法です。

最終的に、最も適切な呼び方は、ターゲット読者や記事の目的によって異なります。
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ちなみにBardはその特徴として3つの回答案を示してくれるので、ここではのその中から「もっともまともっぽい」と感じたものを採用した。
ChatGPTも「やり直し」はできるが、キリがないのでここでは敢えて一つ目の応答のみを使用している

所感

このように相談してみると、ChatGPT(GPT-4)とBardの比較にもなる。
ChatGPTは、ひとつひとつ説明つきで提示するなど、とても丁寧な応答をしてくれる。また、補足説明も「これらは提案の一例であり、現実のAIの能力や特性を完全にカバーしているわけではない点をご理解ください。これらのAIは日々進化しており、新しい機能や能力が追加されています。そのため、AIの種類や名称を定義する際は、その進化と多様性を考慮することが重要です。」といった具合に非常に適切かつ丁寧だが、ややもするとちょっとお節介でお説教好きな感じがしなくもない。それに対してBardの提示内容は一読するととてもシンプルで分かりやすい。が、その水準はどうかというと、、、ChatGPTとはまだ開きがありそうだ。ぶっちゃけ感覚的に言うと、大学生の回答と小中学生の回答、的なレベル差を感じてしまう。もちろん今回の相談だけで判断してしまうことはできないのだけど、うーん、Google社内で非常事態宣言が出ている、イーロンマスクがとりあえず開発を6か月止めようぜ、と書簡を出したとかの報道があったけど、一つには現状、ChatGPTの完成度が他よりあからさまに高いことに対する焦りや警戒があるんだろうなという気はした。といっても2023年5月13日時点のものなので、これが今後どう変化(進化・成長)していくのか、楽しみだ。

さて、どんな呼び分け方がよいかという元の目的に立ち返ってみると、
          (前回)        (今回)
  SiriやAlexa: 応答・情報提供型AI   短文応答型AI
  GPT系:   対話・創造型AI     会話文生成型AI

前回のアイデアは短さの中に機能説明的な要素も含めようとしたもので、今回のものはより一般名詞的な呼び方を意識したもの。自分がnoteの記事を書いていくときにどちらをメインに使っていくか…もうしばらく様子を見ながら決めていこうと思う。これらより、もっとしっくりするものを考えつくかもしれない。


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