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歌もの8ビートを極める Levon Helm

ドラムとベースで一緒に歌いながらグルーヴを一緒に作る


歌うドラマー Levon Helmを紹介したいと思います。

僕のLAでの最初の頃の仕事はダンスバンドいわゆるカバーバンド仕事でした。一晩中8ビートきお客さんを踊らせるという仕事。
難しいことは一切なく、ただ8ビートを刻むという現場。

難しいことはないと言ったのですが、難しいのは8ビートを刻むこと。
歌の後ろでちゃんとした8ビートを刻むことがこんなに難しいとは、、、
初めてこの現場に行かせてもらったのが渡米半年目。

それまで何万回と叩いた8ビート、渡米費用の一部も稼いだ8ビート
そんな僕の8ビートが全く役に立たなかったのです。

そんなグルーヴ難民だった僕に確実に効き、命を救ってくれたCDなんかを紹介していくシリーズ3回目は Levon Helm

まずはこのCDから

歌うドラマーというと僕はまずリンゴスターを思い受けべました。 ご存知ビートルズのドラマーですね。

他にパッと思いつくのははGrand Funk Railroadのドン・ブリューワー、Carpentersのカレンカーペンターなど

今の若い人たちは歌うドラマーと言って誰を想像するのかな?
しかしイエローサブマリンなどは誰でも聴いたことがあるのでは?

で彼名義のこのlive CD 素晴らしいメンバーで、まさにオールスターです。
リンゴスターはヴォーカルに徹していて、ドラムはツインドラムでジムケルトナーと今回ご紹介するLevon Helm.

The Weight という曲で Levon本人が歌っているのですが、まず楽曲良さと,
なだこの歌っとぴったり合っている8ビートは!! とい驚きで彼に興味を持つことに。この映像ではリンゴとのツインドラムです。

彼は The Bandという ボブ デュランのバックバンドからそのままバンドでデビューした、その名も『The Band』のドラマー。 いやシンガー兼ドラマー。

この『The Band』で一番有名なのは何と言ってもThe Last Waltz
これはNovember 25, 1976 感謝祭の日にサンフランシスコで行われたコンサートで巨匠マーティン スコセッシ監督でドキュメンタリー映画にもなっています。

ほとんどの曲で歌って叩くlevonを絶妙のアングルで拝めます。
これこそが歌とドラムのあるべき姿なんです。



ゲストが強力でエリッククラプトン、リンゴスター、ボブディラン、Drジョン、ジョニミッチェルなどなど、特に注目はマディ ウォーターズ。

リズムセクションで歌う

このバンドは全員歌うのですが、注目はベースのリックダンコ。
彼の歌も最高なんですが、素晴らしいのはコーラス。
Levonのリードヴォーカルに絡みつくリックのコーラス。もう天才とはこの人のことです.

そんなリックがリードボーカルを取る
It wakes No Difference 最高です。

ドラムとベースで一緒に歌いながらグルーヴを一緒に作る
リズムセクションのあるべき姿のお手本ではないでしょうか?

歌とドラムではなく、リズムセクションと歌。
40年前の演奏です。

CDでもこのリズムセクションの歌う歌が聞けます。

こちらのYoutubeで今回の記事を解説しています。

おまけ

かのエリッククラプトンが、このバンドに入りたいと真剣に言って
ギターのロビーロバートソンを困らせたとい逸話もあり

そんなエリック クラプトンが このバンドを使いレコーディングしたのが
No Reason to Cry

ボブディランのバックバンドだった時代のthe band の演奏

こちらもオススメなThe Bandの2枚組ライブ盤


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