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音楽の都LAは終わる?

『もうロサンゼルスではないかも』

久石譲氏の本『感動を作れますか?」を読んでいます。彼の仕事に対する姿勢にただただ脱帽。良本です。お勧めします。


タイトルに書きましたが『もうロサンゼルスではないかも」です。来年で渡米10年になりますが、音楽業界のみならず、エンターテイメント業界や日常に至るまで、徐々に息苦しくなっているのを肌で感じます。


極端な話、搾取する側に回らないと、まともに生きて行けない街になってきました。搾取される側からなんとかする側に回りたいと考えている人が増えたので息苦しさは当然でしょう。


全てが高騰し、人も企業も居にくい場所になっています。
有名な所ではトヨタがテキサスに、某有名映画会社も南部へと。
形上はロサンゼルスにオフィスはありますが、本社は他の州。
色々な物が値上がっため、人や企業はロスアンゼルスを脱し、結果ロスは税収が減るという負のスパイラル。


娯楽産業の末端に居る僕らはもろに影響を受けます。
先に書いたように、搾取する人にならざるをえない状況です。
音楽を使ってお金儲けビジネスをしている人は、儲からないと思ったらミュージシャンを切ります。 だってお金儲けしないと生活できないのですから。少しでも予算がかからなくて、お金を稼げる何かに切り替えます。
しかしこれは現代社会では当然の事、ミュージシャンにもっと敬意を払えと声を大きくして言いたいのは山々ですが。 ここはだれもがお金を人の上に立ち、稼がないと回って行かないロスアンゼルス。負の方向にここ最近さらに加速した気がします。


音楽にお金の話を持ち込むなんてナンセンスというメッセージを以前いただきましたが、そこで経験を得るという素晴らしい事の反面、ビジネスの一端として考えられる現実と常に向きあっています。


お金儲けの手段としてでの話ではなく、今の芸術としての音楽現状の活性化にはお金の話こそ重要な話題の一つではないでしょうか?

実際に僕がいくら稼いでいるかを動画にしています。


もちろんミュージシャンはサポートがあればあるほどいい音楽が作れたり、技術が向上するということはない。と思いたいし、むしろ競争社会の中で淘汰されるからこそ向上心が生まれると思っています。


以上の理由で、もうロスアンゼルスではないのかという気がします。ニューヨークの状況はちゃんと把握していませんが、NY出身のルームメイトの話を聞く限りではもっとシビアでした。


芸術と娯楽、もしくは芸術と仕事の中で切磋琢磨している身としては、これから先を憂慮せざるをえません。


いったいこの先ミュージシャンは、音楽は何処で活性化するのか? BRIC’S (2000年代以降著しい 経済発展を遂げているブラジル、ロシア、インド、中国の4ヶ国の総称 from wiki)でしょうか? 


しばらくロサンゼルスに住んで世界に出稼ぎに行く一流音楽家のスタンスは変わらないと思いますが、世界の中心アメリカの足元は終ってます。教育現場の崩壊、格差社会の深刻化、それを作り出した人たちが戦争を押し進めている。

日本はそんなアメリカを追従してほしくない。


とまあ 久石譲氏の本を読みここまで考えてしまいました今日この頃 皆さんの周りの音楽は活性化しそうですか?


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