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スノーボードと山の話

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スノーボードの話を中心に書いてます。メインエリアは白馬。山関係の話もたまにします。
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2024年2月の記事一覧

【スノーボード通訳】White Space / Montano 152

【スノーボード通訳】White Space / Montano 152

Montano 152
ショーンホワイトのブランドWhite Spaceに乗る機会があったため、3日間の短いお付き合いでしたが対話してきました。
マウンテンモデルのMontano 152です。

トップシートにカーボンが使われているとのことで、どことなく高級感のある質感、グラフィックの発色も良い。しかし、同価格帯の高級ボードとは違った、工業製品的な無骨さも感じさせる佇まい。ザ・スノーボード感。

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【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / 稗

【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / 稗

ファースト、ノートラックを滑るため、ターンは捨てたパウダーチョッカリ専用という、突き抜けたボード。まずアウトラインから発せられるオーラというか、面構えが違う。プロダクトとして完成された雰囲気をまとっている。

レングス162cm、ワイドで長いノーズに対して、セットフロント気味に付けられたインサートホール。
テールが絞られたスワローは、表層の雪を引きずることなく、抵抗を最小限に抑えつつ、安定感を保つ

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【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / Garagara

【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / Garagara

スティープなオープンバーン、八方尾根ガラガラ沢を滑るために設計されたスノーボード。
既視感のあるシェイプ。そう、カップアイスについてくる木のスプーンのような形をしている。
AlpsモデルはこのGaragaraのシェイプを一部継承しているという。

有効エッジは短めで、ワイデストポイントからノーズまでが長く取られている。White Space のMontanoとは逆の発想にも見える。
TDHには珍し

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【スノーボード通訳】Salomon / HPS Taka 158 18-19

【スノーボード通訳】Salomon / HPS Taka 158 18-19

天下のサロモン様のレビュー
HPS Taka 中井孝治シグネチャー 1stモデル

フレックスについては、一般的には硬い柔らかいで表現される。スペック上での表現ならば、柔らかい部類だが、感覚としては”しなやか”かつ”ハリがある”という表現がしっくりくる。手に取ると感じる感触は、工業製品(プロダクト)というよりは工芸品(クラフト)のような趣きすらある、それはデッキが竹だからというだけではないはず。

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【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / Alps

【スノーボード通訳】THE DAY. HAKUBA / Alps

昨シーズン、テストライドをしたAlpsモデルが販売開始5分で売り切れ。私も嬉しいので、スノーボード通訳士としてレビュー(言語化)しました。

ショートファットを思わせるアウトラインだが、157cmのレングス。パッと見では、オーバーフローな印象を与えるかもしれない。
ファットなノーズはパウダーを面で抑え、それがターン時の浮力を生み出している。踏み込んだ分、雪面から押し戻される感覚を感じることができる

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