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#235 「クリティカル・ビジネス・パラダイム」第3章 否定神学の使いどころがしっくりきた話

こんにちは!けーたです。

今日も細々と隙間時間に「クリティカル・ビジネス・パラダイム」の第3章を読みましたので、読書メモとして投稿します。


〇第3章での学び

・われ反抗す、故にわれらあり

われ反抗す、故にわれらあり。

出典 アルベール・カミュ 反抗的人間  

「私」という孤立した個人が、反抗を通じて「私たち」という連帯を生み出す。これにより、不条理に苦悩していた個人が同じように苦悩していた人と連携することが可能になる。

これが、クリティカル・ビジネス・パラダイムの核となる。という考え方を理解するできました。そして、改革のエンジンになることも。

・どのような世界がやってこないのか?

これは、マッキントッシュの新発売のCMを「1984」を題材に取りあげている中ででてきた言葉です。

世界最高のCMとして呼び名の高い、同CM。

このCMのメッセージは、マッキントッシュの出現により、「どのような世界がやってこないか」であり、それを世界に発信しているのです。

これは、私たちがメッセージとして「強い肯定」よりも「強い否定」を受け取りやすいという認知の癖を利用したものとして語られている。

この流れで、否定神学を用いて考えるべきビジネスにおける将来を考える際の問いの形は、「理想社会とはどのような社会ではないのか?」が駆動しやすいのかもしれないと提起されている。

自分としてはこれまで、否定神学の使いどころをわからず、ちょっとした言葉遊び的な意味合いでしか使えていなかったのです。

しかし、このCMの流れ、さらに今後の理想社会などとらえどころがないものを考える時に使うとしっくりくるなと一人で合点してしまいました。

〇まとめ

第3章のタイトルは「反抗という社会資源」

いやいや流石、山口周さんの本。ここまで読んできてもどんな話の展開になるのか、自分にはわからない引き込まれるタイトルにまず感嘆。

そして内容を知り、クリティカル・ビジネス・パラダイムの核のできかたを知る事ができました。

その上で、否定神学を用いて理想的な社会は「どのような社会でないのか?」と問いを立て、旗を立ててアクティビストを集める。

本当にロジカルで思考の流れが理解しやすい第1章から3章までの流れだなーと感心しきりです。

ではあなたの言葉で語ってみてと言われると正直難しい。

是非是非読まれた方どうしで意見交換して理解を深め自分の言葉で語れるようにしたいと思いました。

誰かの選書の参考になれば幸いです。

ではでは

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