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#178 「叱らない」が子供を苦しめるを読んでvol.1 自分の押し返す力が気になった話

こんにちは!けーたです。

今日は「叱らない」が子供を苦しめるの前半を読んだので読書メモを投稿します。普段読まないジャンルの本なので好きな所を中心に読むというより、最初から順に読み進めてみました。

この本との出会いはVoicy「学びの引き出しはるラジオ」で取り上げられていて興味を持ったからです。

その放送回は「鬼からの電話がなぜダメなのかやっとわかった」というタイトルでこの本の学びを引用しコンパクトにお話されているので、引き込まれます。そしてこの本に興味がでて読みたくなるで是非聞いてみてください。

本書の中で用いられている自分の思い通りにならない「世界からの押し返し」という表現がすごくしっくりくるフレーズで一発で好きになりました。

自分が「世界からの押し返し」を意識、無意識的に子供の成長段階で奪っていないか気になったので、じっくりこの本を読んで気づきを得たく購入に至りました。

という事で、ここからは本書からの気づきなどに触れていきます。


この本を読んだ全体感

本書を通して大事な主張である「世界からの押し返し」とは何か?をきっちり理解しやすい言葉で書かれているうえに、さらに事例が豊富に提示されるので、非常に自分ごとに引き寄せて理解がしやすいです。

幼少時に、自分が世界の中心であるという認識から、少しずつ社会に触れていく事により、外の世界の環境からの影響(押し返し)を体感し、世の中思い通りにいかない事があるという事実を「世界からの押し返し」と定義しています。

「世界からの押し返し」を成長の過程で受ける機会を何らかの形で奪われてしまうと、こうなってしまうリスクがあるよという事例に本の中で数多く遭遇できるので、それを引き起こす構造をより深く学ぶ事ができました。

また、大事な論点である自分と他者の境界線についても「世界からの押し返し」という事を軸に語られているので「叱る」ことや思い通りいかない経験という尊い機会を積極的に奪う行為の危険度について理解ができました。

どんな人におススメ?

「叱る」という事にネガティブなイメージを多くもち、ポジティブな側面が想像できない。という方には是非是非おススメしたいなと思います。

ちょっと、想像を超えてくるような「世界の押し返し」を得られずに学校生活を送るとこんなあほな事が起きているの??

という事例が沢山でているので、抽象度を上げるとかなり自分ごとにも捉えられます。

最後に、自分と他人の境界線ってどれぐらいか考えた事なかったなーという人にも本書をおススメします。

どちらも自分の事ですが笑

頭に刻みこみたいフレーズ達

子供と外の世界との境界線を意識させる関わり

これも「世界の押し返し」とは何を意味しているのか。の一部として説明されています。

特にこの力が育まれないと、他者の経験と自身に起きている事象との境目が分からなくなり、他人が怒られてる様子を見る事により、自分のココロがものすごいダメージを食らうという人がいるという事例を知りました。

このフレーズを見た時に、アドラー心理学でいわれている、他者の課題と自分の課題の分離ができるかどうかの根本にも「世界の押し返し」が影響しているのではないかと繋がりました。

その意味でも、自分と子供は他人であり、別の人格の一人という事を意識して距離感を気を付けねばと肝に銘じて行動します。

自分は危うい、、、なと。

まとめ

冒頭にも書きましたが「世界からの押し返し」という表現がとにかくしっくりきます。
そして、それを意識的に経験をさせてあげる事が重要であり、自分と子供の境界線というモノを意識をする必要があること。

この理解がないと「世界からの押し返し」の経験を親やよき隣人としてよかれて思い、子供から自分の思い通り世界は進まないという経験を取り除いてしまう。

そして、中長期的に現実を直視できない不幸が発生してしまうのだと理解ができました。

自分としては、本当に自分の行動を顧みるよい本との出会いでしたので、このnoteが誰かの選書の参考になれば幸いです。

ではでは

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