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こういうの、なんていうのか教えて

さいとうたかお作「ゴルゴ13」という漫画を知っていますか?スナイパーの殺し屋の話なのですが、主人公(?)のゴルゴ13と呼ばれる殺し屋の美意識がかっこいいのです。でも、彼は殺し屋です。うーん。

殺し屋がかっこいいって、自分は反社会的なアブナイやつなんでしょうか。

漫画だからかっこいい

「漫画だから」セーフかもしれません。
実際、現代日本にいたら即逮捕だし倫理的にまずいだろと思われる、人気の漫画のキャラはたくさんいるからです。セーフセーフ。

とはいえ、「ゴルゴ13」の設定はいちおう現代社会で、リアリティも追求されているわけで。そんな作品に出てくる殺し屋に共感してしまうのはやっぱりマズイのでは?

勧善懲悪的なものとか、ダークヒーロー的なアレ

確かにターゲットはなんらかの罪人だったりします。(罪人でない人間がこの世の中にいるのかという話はさておき)

そうはいっても、ひとくくりに「悪」とは言えないし、もちろん殺人自体を肯定することもできません。現実に殺し屋がいたとしても、普通は認知する機会はほとんどないわけで、そういう意味では空想の物語にでてくる人でしかないともいえます。セーフセーフ(笑)

現実と仮想世界の区別

なるほど、仮想世界との区別という切り口で見ると「かっこいい」という気持ちを肯定して大丈夫かもしれません。

現実にゴルゴ13になってしまうのはマズイですが、仮想世界の登場人物をカッコイと思うのはギリセーかもしれません。あくまで仮想世界だから。

となると、逆に作品を観て「殺し屋がかっこいいなんてとんでもない!あんたは倫理に欠ける人だ!」なんて言う人がいたら、逆にアブナイということになります。彼こそ漫画と現実の区別がついていないのかもしれません。恐ろしい。書き始めたときの自分は、危なかったですね(笑)

こういうのに心理学的な名前とかってあるんでしょうか。まあ、あまり深く考えなくていいか。

まとめはゴルゴ13風に。

…握手はしない。利き腕を人に預けるほどオレは自信家じゃないのでね。…それから、先に言っておく。依頼人に二度会うことはない…

お付き合い、ありがとうございます(笑)
また会ってくださいね。


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